一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

虚空蔵山(佐賀・長崎) ……登山の後は仲里依紗オススメのお店でランチを……

2022年02月02日 | その他・佐賀県の山


2月1日(火)

久しぶりに虚空蔵山に登ることにした。
虚空蔵山という山名の山は多く、全国に、
(2万5000分の1地形図に記載のある山に限っても)30座以上ある。
今日登るのは、
佐賀県(嬉野市)と長崎県(川棚町・東彼杵町)の県境にある標高608.5mの山である。
一等三角点の山で、
山頂には祠があり、山名の由来となった虚空蔵大菩薩が祀られている。
登山口は、
長崎県側に、木場登山口、岩屋登山口、河内登山口があり、
佐賀県側に、長野登山口がある。
今日は、佐賀県側の長野登山口から登ることにする。
調べてみたら、私が前回長野登山口から登ったのは2007年で、
実に15年ぶりであった。(2007年のレポはコチラから)

我が家から車で出発し、
武雄市を抜け、国道34号線を嬉野温泉方面へ。
温泉街を抜け、右折し県道106号線へ。
(県道106号線は道路工事の箇所が多く、片側交互通行の区間もあり、注意が必要)、
前方に虚空蔵山が見えた。


虚空蔵山は「長崎のマッターホルン」と呼ばれており、
川棚町付近から見た山容は、マッターホルンを想起させる。


だが、「長崎のマッターホルン」は右向きで、
本物のマッターホルンは左向き(で撮影されることが多い)。


佐賀県側(左向き)からの方が、本物のマッターホルンに近いかも。(笑)


不動山バス停のある所から左折し、長野登山口へ。
(登山口駐車場までの道幅は狭いので要注意)
4~5台駐車できるスペースがある。
軽くストレッチをして、
左側の小さな橋を渡り、山へ続く道へ歩き出す。


杉の植林帯がしばらく続くが、


やがて自然林の道となる。




ゆっくり登って行く。


アオキが多く、この時期、赤い実が目につく。


急坂を登りつめると、


やがて地蔵堂に着く。


地蔵堂の脇を抜け、
急坂や、


倒木のあるやや荒れた道を通り、


狭い道を登って行く。


左側の杉の植林帯が美しい。


大きな岩も多く、黒髪山を歩いているような気分。




杉の植林帯のゴツゴツとした道を登ると、


右手に洞窟が見えてくる。


洞窟から少し上がると、
(長崎県との)県境の峠に着く。
左の山頂方面に向かう。


自然林となり、


しばらく岩場が続く。


危険な箇所にはロープがつけられている。




美しい道を登って行くと、


岩屋からの道と出合い、




さらに歩いて行くと、


急な石段があり、


その先で、木場新道(冒険コース)からの道と出合う。


もうすぐ山頂。


祠が見えてきた。


虚空蔵大菩薩が祀られている祠。


そして、一等三角点。




久しぶりの虚空蔵山山頂(608.5m)。
マックパックのウェカ30と一緒にパチリ。


2007年は綺麗だった方位板も、


今は日焼け退色しており、15年の歳月の経過を物語っている。


今日は「曇り」の天気で遠望はきかなかったが、
しばし、霞んだ山々の美しい姿を楽しんだ。




下山後、
登山口に近い「大茶樹」を見に行く。


「大茶樹」は茶どころ嬉野のシンボルの1つで、
国指定天然記念物(指定年月日・大正15年10月20日)。
樹高約4メートル、枝張り約12メートル。


中国大陸から渡来した唐人が伝えたといわれる嬉野茶だが、
この大茶樹は1600年代に、嬉野茶の茶祖といわれる吉村新兵衛が、
皿屋谷一帯に茶の栽培を奨励した当時の1本が残ったもので、
樹齢350年を経ているといわれている。


「大茶樹」を見学した後は、
嬉野町大字不動山にあるレストラン「ぎゅう丸」へ。


先日、仲里依紗のYouTubeを観ていたら、
お正月に、仲里依紗が実家に(長崎県東彼杵町に)帰省したときに、
佐賀県にある嬉野温泉に行った動画が配信されていた。
東彼杵町から嬉野温泉までは車で15分位だそうで、


仲里依紗は帰省する度に嬉野温泉へ行っているらしいのだ。
動画では、
レストラン「ぎゅう丸」で食事をし、
「百年の湯」の美肌の湯に入浴し、
「平川屋」で豆乳パフェを食していた。
今日は、仲里依紗のオススメの店「ぎゅう丸」で、
彼女が食べていたものと同じものを食べてみることにした。


「パイ包みスープ」(440円・税込み)は、「ぎゅう丸」が元祖だとか。
コーンポタージュをパイ生地で包み、オーブンで一気に焼き上げているそうだ。
美味しかった~


次は、メインの「ハンバーグ&ステーキ」(2400円・税込み)。
ハンバーグは180gを選択。
けっこうボリュームがあったので、
〈前期高齢者、大丈夫か?〉
と思ったが、ペロリでした。(爆)


「ハンバーグ&ステーキ」には、
ライスとサラダの他、食後の珈琲もついている。
料理も美味しく、スタッフの対応も良かった。
さすが仲里依紗のオススメの店、大満足であった。


「百年の湯」と、




「平川屋」は、
今回は行けなかったが、
次回の楽しみにしたいと思って、場所だけ確認しておいた。




帰路、2022年秋に開業予定の西九州新幹線「嬉野温泉駅」(工事中)に立ち寄った。


嬉野市内においては、
肥前電気鉄道と祐徳軌道がいずれも1931年に廃止されて以来、
91年ぶりに鉄道路線が通ることとなり、初のJR鉄道駅となる。
嬉野温泉のみならず、
佐賀県の新たな玄関口として脚光を浴びていくことだろう。


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