10月13日(日)
この時期の天山は登山者が多く、
特に土曜、日曜、祝日はあまり登りたくないのだが、
明日、明後日は天気がイマイチのようなので、
日曜日の今日、登ることにした。
ならば、朝駆けしかない。
天川登山口より出発。(フラッシュ撮影)
いつもの場所でパチリ。
もうすぐ山頂。
天山山頂に到着。
ひんやりして、ちょっと寒いくらいだ。
今日は、あの辺りから太陽が昇りそうだ。
空気が澄んでいる所為か、遠望が利き、
くじゅう連山がはっきり見える。
阿蘇山(釈迦の涅槃像)も見える。
これは、大観峰(北側)から見た“釈迦の涅槃像”なのだが、
天山から見ると、大観峰よりも北西側から見ることになるので、
左端にある根子岳(頭部)と、その右にある中岳、高岳(胸部)の間がやや近くなり、
根子岳よりも標高が高い中岳、高岳の高さが強調されることになり、
胸部が膨らんだ(胸板の厚い)“釈迦の涅槃像”になっている。
由布岳や、
英彦山も見える。
南に目を転じると、
雲仙も見ることができた。
普賢岳をズーム。
日の出時刻が近づいてきた。
くじゅう連山と由布岳の間に、小さな光が灯る。
やがて、その光は、次第に大きくなっていく。
実際の御来光は、この写真より何倍も厳かで美しい。
太陽が世界を明るく照らし始める。
ススキが増え、すっかり秋の山だ。
稜線散歩へ。
マツムシソウ、
アキノキリンソウ、
ヤマジノギク、
タンナトリカブトが朝陽を浴びて輝く。
いいね~
早朝なので、リンドウはまだ花を閉じているものが多かったが、
よ~く探すと、少し開いた花を見つけることができた。
可愛い。
センブリもまだ花を閉じているが、
こちらも探すと開いた花を見つけることができた。
嬉しい。
ムラサキセンブリにも朝陽が当たる。
美しい。
こちらにはまだ朝陽が当たらない。
なので、紫色がいまひとつだ。
こちらには朝陽が当たって紫色がくっきり。
思わぬところで、一輪のムラサキセンブリに出逢った。
感動。
開花する花もあれば、
花期を終えようとするものもある。
ウメバチソウ、
ホソバノヤマハハコ、
キュウシュウコゴメグサは、
まもなく姿を消すだろう。
お約束の“足長おじさん”。
いつもの場所で、
こんな風景を見ながら、モーニング珈琲。
今日は、モルゲンロート風に「天山北壁」を撮ってみた。(笑)
北アルプスを思い出す。
本日、嬉しかったのは、白花のムラサキセンブリに逢えたこと。
角度を変えて、何枚も撮る。
この白い花を見ると、なんだか好い事がありそうな気がする。
今日も「一日の王」になれました~