一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

女山(船山) ……“山歩道”でシロバナアキギリ、リンドウ、センブリに逢えた……

2024年10月18日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山


10月17日(木)

日頃、天山、作礼山、八幡岳、鬼ノ鼻山ばかり登っているので、
たまには違う山にも登ってみようか……と思い、
久しぶりに(調べてみたら15年ぶりだった)、女山(船山)に登ることにした。
女山(船山)の登山口は、八幡岳と同じ“池高原”なので、
“池高原”までの(車の)道順は、いつもの八幡岳と同じ。
中腹より、天山を眺める。


コスモス畑にも花が多くなってきて、秋らしくなってきた。


いつものように大平展望所より“蕨野の棚田”を眺める。
稲刈りが終わり、ちょっと寂しい棚田になった。


“池高原”に到着。
池の水位は低かった。


駐車場には一台の車もなかった。
今日も静かな山歩きが楽しめそうだ。


ここから入って行く。


ミゾソバ、


ツリフネソウ、


ヒメジソ、


ノササゲなどが咲いている。


この登山道は「九州自然歩道」の一部だ。


植林帯のやや味気ない道が続く。


古い道標もある。


植林と自然林が入り混じったような道もある。


ヒキオコシや、


オカダイコンが咲いている。


倒木が多く、
潜り抜けて行けるところはまだいいが、


乗り越えて行かなければならないところの方が多く、




私のように足が長い人にとっても、(コラコラ)
(障害物競走のようで)なかなかハードな道であった。




ここまでは緩い登りであったが、
ここからは急登が始まり、


汗が噴き出てきた。


ナワシログミの花や、




花を閉じているツルリンドウも見ることができた。


この辺りでスズメバチのように大きな蜂と遭遇した。
要注意。


ミヤマシキミの赤い実が鮮やか。


この道標から左へ。(直進すると船山キャンプ場)
山頂までは約100m。


やや荒れた道を進み、


女山(船山)山頂に到着。




周囲の木々が育ち、展望は悪くなっていた。
わずかに八幡岳山頂が見えた。


反対側は西多久地区がわずかに見える程度であった。


この山頂にはイチヤクソウが咲くが、
今は実になっていた。


フユノハナワラビがもう姿を現していた。


下山後、“私の山歩道”へ。


ノダケがまだ咲いている。


ヤマハッカだけでなく、


白花のヤマハッカも見ることができた。


いいね~


フユイチゴがもう実をつけていた。


ヤナギアザミがまだ咲いている。


佐賀県では「準絶滅危惧種」。
葉は、ヤナギの葉そっくり。


花は美しい。


まだ蕾もあるので、もうしばらくは楽しめそうだ。


サイヨウシャジンもまだ咲いている。


コキンバイザサを発見。


こちらにも咲いている。


角度を変えてパチリ。


いいね~


リンドウの蕾を発見。


開いている花がないか……と探すと、
「あった~」


嬉しい。


上の方からもパチリ。




返り咲きしているスミレを発見。
この時期に見ると不思議な感じ。


センブリの群生地へ行ってみると、
まだ蕾が多かったが、


開花しているものも見つかった。


嬉しい。


こちらにも咲いている。


たくさん開花させている株もあった。


いいね~


一輪だけ咲かせている株も好もしい。


素敵だ。


アケボノソウは、ややピークを過ぎた感じ。


この山域のアケボノソウは、4弁の花が案外多い。


以前、3弁の花も見たことがあるが、今日は見つけられなかった。


キバナアキギリもたくさん咲いていた。




そして、シロバナアキギリ。


今年も逢うことができた。


今日も「一日の王」になれました~


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