一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

一人読書会⑧『されどわれらが日々――』(柴田翔) …1960年代の青春群像…

2024年12月24日 | 一人読書会
一人読書会の第8回は、 柴田翔の『されどわれらが日々――』。 1963年に同人誌「象」(7号)に発表されたのち、 1964年の「文学界」に転載された、 1960年の学生運動を背景とした(原稿用紙にして300枚ほどの)青春小説である。 この作品は1964年に文藝春秋社より出版され、 1964年上半期の第51回芥川龍之介賞を受賞している。 1971年には、『「されどわれらが日々-」より 別 . . . 本文を読む