一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……秘密の散歩道を歩いてみたら、いろんな花に出逢えたよ……

2010年08月26日 | 天山・彦岳
今日も佐世保に行く前に早朝登山。
朝6時に家を出る。
向かう先は天山。
今、天山には、
マツムシソウをはじめ、
キュウシュウコゴメグサ、
シギンカラマツ、
シラヤマギク、
オミナエシ、
ホソバシュロソウ、
オトギリソウ、
ヤマホトトギス、
イタドリ、
ボタンヅルなどが咲いている。
そして、8月下旬頃から、私の大好きな「ツルリンちゃん」こと、ツルリンドウが咲く。
地味な花だけど、よ~く見ると、とても美しい花なのだ。
今日は、このツルリンドウを探しに登ろう。
そして、その後は、秘密の(って程のものではないですが)散歩道を歩いて、天山山頂では出逢えない花々にも逢えたらいいなと思っている。

小城から登るルートは、新たに「通行止め」の看板がいくつも設置されており、このルートから上宮へ向かうのは難しくなっている。(っていうか禁止)
上宮駐車場に着き(って、おまえはどこから来たんだよって話だよね)、軽くストレッチ。
さっそく登り始める。


いま、登山道には、サイヨウシャジンが花盛り。


シギンカラマツもたくさん。


ハンカイソウはこうなっちゃってました。


通行止めが多く、登山者が少ない為か、登山道がちょっと荒れ気味。


雨山分岐から、雨山に向かう。

オミナエシの黄色が目に眩しい。


白花のサイヨウシャジンを発見。


なんだか嬉しい。


雨山山頂から天山を見る。
けっこうガスっている。


雨山への登山道も夏草に覆われており、ここを通ると、朝露でズボンがびしょびしょ。


天山山頂に着くと、ガスに覆われていた。


マツムシソウはたくさん咲いていた。
でも年々減っているようにも感じる。


モウセンゴケは美しい~


雄しべの先っちょの色が交互に違うホソバシュロソウ。


そして、ツルリンちゃんはというと……
咲いてました~
もう、けっこうたくさん咲いている。


マクロ撮影すると、得も言われぬ美しさ。


ずっと見ていたい感じ。


そうもしておられず、秘密の散歩道に足を向ける。
だが、クサアジサイの咲く場所が草刈機で刈り取られており、ガックリ。
しかし、そんなことにはめげないのが私のスゴイところ。(コラコラ)
草刈機から難を逃れた花が必ずあるハズ……とクサアジサイを探す。
で、見つけました~


なんだか守ってあげないといけないような……か細さ。
男性に人気の花です。


オトギリソウって、一株ずつぽつりぽつり咲いている印象があったが、
この秘密の散歩道には、群落があった。(笑)


シギンカラマツの群落もあった。


秋の七草のひとつであるハギもたくさん咲いていた。


この散歩道のキンミズヒキの花はデカイ!(笑)


ヒメアザミは咲き始め。
これから数を増していくだろう。


メハジキに逢えて嬉しい~
逢えそうで逢えない花。


カワミドリも美しい~


ノダケを発見!


そして、シロバナサクラタデも……


いつもの場所に、今年もまた、いつものように咲いていた。


毎年、決まった場所に咲いてくれる。
ありがとう!


夏から秋へ向かう、ほんの短い時期に咲く花々。
地味な花ばかりだけど、逢えて嬉しかった。
早朝の慌ただしい登山であったが、たくさんの花に出逢えて幸せだった。
幸福感に包まれたまま、佐世保へ向かった。

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