一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

雪の天山 ……忘年登山はホームマウンテンで……

2021年12月28日 | 天山・彦岳


12月27日(月)

2016年12月に禁酒をしてから、もう5年になる。
無類の酒好きだったので、まさか5年も禁酒できるとは思わなかった。

なぜ禁酒をしたかは、

人生には好きなことをする時間しかない……禁煙をした理由と、禁酒をした理由……

と題して、このブログに書いているので、
ソチラを見てもらうとして、
禁酒をしてから、飲み会の類いは一切出席しないようになった。
なので、
当然のことながら忘年会のようなものとも(コロナ禍の前から)無縁となっていた。
しかし、その代わりと言っては何だが、
忘年登山は毎年実施している。
今年も、その時期がやってきた。
登り納めは、やはり、ホームマウンテンである天山にしようと思った。
数日来の寒波で、少しは雪が積もっているだろう。

早朝、車で天川登山口に向かっていると、
天川集落まで来たら、積雪が見られるようになってきた。
ノーマルタイヤなので、
道路脇の広くなった場所に車を駐め、
ここから歩き出した。




歩き出して約30分。
天山スキー場(今年は営業していない)からの道に合流する。
ここから右折。


ゆっくり登って行く。




天山ダム分岐を通過。



下って来る若者4人組とすれ違う。
天山スキー場からの道との合流点に一台の(福岡ナンバーの)車が駐めてあったので、
そこから歩き出した若者たちであろう。
今日出会った唯一の登山者であった。


野ウサギの足跡を発見。


天山が見えてきた。


天川登山口駐車場に到着。
当然のことながら一台の車もない。


天川登山口より、あらためて出発。


佐賀ではめったに積雪しないので、
(豪雪地帯の皆さんには申し訳ないが)雪があるだけで嬉しい。


あめ山分岐を通過。


滑らないように気を付けながら登って行く。


いつもの場所でパチリ。


ルンルン気分で登って行く。


もうすぐ山頂。(極私的御来光)


天山山頂に到着。




南側の方が、積雪が多く、


長靴が埋まるほどであった。
(そう、今日は長靴で登ってきたのだ)




あめ山がよく見える所まで下ってみる。
と、突然、雪が降り出した。
晴れたり、曇ったり、雪が降ったり、
天山山頂は天候が目まぐるしく変化する。


山頂に戻り、


稜線散歩へ。


風が強いので、


風紋ができている。


美しい。


気温はマイナス5度。


稜線の道に足跡はなく、


美しい白い道が続く。


また雪が降ってきた。


雪をよく見ると、


結晶みたいなものが見えた。


嬉しい。


もっと先へと進み、


いつもの場所に到着。


本日の「天山壁」。


山頂へ戻る道。


再びの山頂。


山頂では誰にも会わず、
素晴らしい忘年登山となった。


車を駐めている所まで戻ってくると、
雪はすっかり解けていた。
先程までいた天山山頂が、なんだか夢の世界であったような気がした。


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