一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

牛尾山から初日の出を拝む ……もう蝋梅(ロウバイ)が咲き始めていた……

2022年01月01日 | その他・佐賀県の山


1月1日(土)

あけましておめでとうございます。

冷え込んだ元旦の早朝、
初日の出を拝むために、
私は車で牛尾山へ向かった。
麓から歩き出し、
しばらく登って振り返る。
町はまだ眠っている。


牛尾山は山頂まで車道が通じており、
わざわざ歩いて登らなくてもいいのだが、
山に敬意を払って、やはり歩いて登らなくては……
だが、山頂には、もう、たくさんの車があった。(笑)


「牛尾梅林」は有名だが、
「山」としての「牛尾山」はマイナーなので、
〈初日の出を拝みに来るのは私だけか……〉
と思っていたら、
もうすでに30人ほどの人々が初日の出を待っていた。




東の空が明るくなってきた。


あの辺りから太陽が出るのか?


山の端が輝き出した。


光が放射線状に飛び出してくる。


キタ~~~


2022年の幕開けだ~










いろんな人の、いろんな想いを乗せて、太陽は昇っていく。


左に目を転ずると、バルーンが数基、空に浮かんでいた。


今年(2022年)の初フライト。




初日の出をバルーンから拝む人たち。


羨ましい~


くまモンもいたぞ。


振り返ると、天山や、


両子山が見えた。


一応、山なので、三角点を見に行く。
お約束の「足長おじさん」。


三角点も朝日に照らされていた。




牛尾山の中腹には牛尾神社があるので、
初日の出を拝んだ後に、すぐ初詣もできる。


いいね~


牛尾神社からは、
彼方に、雲仙や多良山系の山々まで見えた。






蝋梅(ロウバイ)の花が咲いているかもしれない……と思い、
見に行くと、


まだ蕾が多かったが、


探すと、開いた花も見つかった。


嬉しい。


可愛い。


地面には霜が降りていて、


菜の花もうつむきがち。


そんな中、フキノトウがもう顔を出していた。


帰路、牛津川に架かる橋の上から天山を眺める。


川には、水鳥たちがたくさん。


穏やかな元旦であった。
今年こそは、コロナも終息し、
私にとっても、皆さんにとっても、
穏やかで、楽しく、充実した一年でありますように……


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