からつ労山の10月の月例山行は「祖母山」。
いつもは第3日曜日に実施されるのだが、今回は第2日曜日の10月12日と、次の日の祝日(体育の日)の連休を利用しての山行となった。
本当は昨年9月に計画された山行であったが、台風の影響で中止になった。
台風シーズンなので、「ひょっとしたら今年も……」と心配していたが、週間予報では両日とも晴れ。
台風の心配はないようなのでホッとした。
私にとっては、初めての祖母山。
いやがうえにも期待は高まる。
そして当日、やや雲は多いものの、雨の心配はまったくなし。
早朝、いつものように、マイクロバスを、多久IC入口で待つ。
今回ここから乗り込むのは私だけのようだ。
5:53
5時に唐津駅前を出発したマイクロバスが多久IC入口に着く。
さっそく乗り込む。
参加者は16名。
いつもよりやや少ない。
9:59 尾平に到着。
12日は、尾平登山口から登り、宮原を経由して祖母山に登る。(九合目小屋泊)
13日は、A班とB班に分かれる。
A班は、大障子岩や前障子岩を経て、上畑(健男神社)に下りてくる。
B班は、山頂から天狗分かれ、天狗岩を経て、黒金尾根を下りてくる。
私はAコースを選択。
10:20 尾平登山口を出発。
すぐに祖母山の主稜線が見えてくる。
尾平からのこの風景に憧れていたので、感激!
期待に胸が膨らむ。
奥岳川右岸を進み、吊り橋を渡る。
やがて分岐にさしかかり、右の(林道)コースを進む。
左の(尾根)コースを進んでも、2合目で合流するので、どちらを選択しても心配はない。
11:02 林道に出る。
林道からは南の方角に祖母山山頂が望まれた。
再び登山道に入り、沢を渡ったりしながら高度を上げていく。
この時期、花は少ない。
白い小さな花を見つけた。
キッコウハグマだった。
今、祖母山でいちばん目立つのはシコクママコナだ。
登山道、縦走路で、この花が登山者に微笑みをくれる。
山頂が近くなるとリンドウが所々に咲いていた。
11:45 途中の登山道で昼食
13:18 宮原に到着し、休憩。
ここからしばらく歩くと、九合目小屋が見えてきた。
(中央上部に白く小さく見える所が小屋)
14:23 九合目小屋あけぼの山荘に到着。
ここで宿泊手続きをして、休憩後に、山頂を目指す。
15:04 祖母山山頂に到着。
ややガスっていたが、展望もまずまずだった。
眼下に目を転じると、谷が色づいていた。
一週間後には、もっと色鮮やかになるに違いない。
九合目小屋に戻り、さっそくビールや焼酎で盛り上がる。
すでに顔が赤い人数名。
消灯は21時とのことで、早めに切り上げて、シュラフに入る。
23時半頃、星空を見に外に出る。
だが、満月に近い月の光で、星はあまり見えなかった。
早朝4時、再度、星空を期待して外に出る。
月は沈んでいて、満天の星。
これほどの星の数は、屋久島以来だ。
感動しながらずっと夜空を見ていた。
5:52 A班、九合目小屋を出発。
外はまだ薄暗い。
ヘッドランプを点灯して歩く。
6:20 朝日が顔を出す。
朝靄に包まれた風景は幻想的だ。
傾山が見えた。
くじゅう連山や由布岳も、朝靄の海に浮かぶ島のように見えた。
振り返ると、祖母山が我々を見送ってくれていた。
7:47 鹿の背を通過。
8:55 大障子岩に到着。
ここからの眺めは素晴らしかった。
祖母山は、やはり、圧倒的な存在感だ。
右に目を転じると、奥に阿蘇が見えた。
さらに右に目を転じると、くじゅう連山と由布岳が見えた。
風景を満喫した後、前障子岩に向かう。
10:48 前障子岩ピーク手前の岩峰をよじ登る。
10:52 前障子岩に到着。
ここからの眺めも、大障子岩に負けず劣らず素晴らしかった。
傾山の堂々とした姿が望まれた。
祖母山から大障子岩を経て歩いてきた道のりが、一望の下に見渡せた。
ここから見る阿蘇も格別だ。
そして、くじゅう連山と由布岳と蒼い空。
宇宙の中の、地球という星の、小さな一点に存在している自分を感じた。
私は何と美しい星に棲んでいるんだろう!
前障子岩からは、ひたすら急坂を駆け下りた。
実に長い下りだった。
13:40 上畑に到着。
2日間に渡る祖母山山行が終わった。
この2日間、なによりも天候に恵まれたことが嬉しかった。
もし、雨だったら、展望もなく、あの滑りやすい斜面はさらに危険を増していたことだろう。
すべてのものに感謝!
今回は、「一日の王」ならぬ「二日の王」になれました!
いつもは第3日曜日に実施されるのだが、今回は第2日曜日の10月12日と、次の日の祝日(体育の日)の連休を利用しての山行となった。
本当は昨年9月に計画された山行であったが、台風の影響で中止になった。
台風シーズンなので、「ひょっとしたら今年も……」と心配していたが、週間予報では両日とも晴れ。
台風の心配はないようなのでホッとした。
私にとっては、初めての祖母山。
いやがうえにも期待は高まる。
そして当日、やや雲は多いものの、雨の心配はまったくなし。
早朝、いつものように、マイクロバスを、多久IC入口で待つ。
今回ここから乗り込むのは私だけのようだ。
5:53
5時に唐津駅前を出発したマイクロバスが多久IC入口に着く。
さっそく乗り込む。
参加者は16名。
いつもよりやや少ない。
9:59 尾平に到着。
12日は、尾平登山口から登り、宮原を経由して祖母山に登る。(九合目小屋泊)
13日は、A班とB班に分かれる。
A班は、大障子岩や前障子岩を経て、上畑(健男神社)に下りてくる。
B班は、山頂から天狗分かれ、天狗岩を経て、黒金尾根を下りてくる。
私はAコースを選択。
10:20 尾平登山口を出発。
すぐに祖母山の主稜線が見えてくる。
尾平からのこの風景に憧れていたので、感激!
期待に胸が膨らむ。
奥岳川右岸を進み、吊り橋を渡る。
やがて分岐にさしかかり、右の(林道)コースを進む。
左の(尾根)コースを進んでも、2合目で合流するので、どちらを選択しても心配はない。
11:02 林道に出る。
林道からは南の方角に祖母山山頂が望まれた。
再び登山道に入り、沢を渡ったりしながら高度を上げていく。
この時期、花は少ない。
白い小さな花を見つけた。
キッコウハグマだった。
今、祖母山でいちばん目立つのはシコクママコナだ。
登山道、縦走路で、この花が登山者に微笑みをくれる。
山頂が近くなるとリンドウが所々に咲いていた。
11:45 途中の登山道で昼食
13:18 宮原に到着し、休憩。
ここからしばらく歩くと、九合目小屋が見えてきた。
(中央上部に白く小さく見える所が小屋)
14:23 九合目小屋あけぼの山荘に到着。
ここで宿泊手続きをして、休憩後に、山頂を目指す。
15:04 祖母山山頂に到着。
ややガスっていたが、展望もまずまずだった。
眼下に目を転じると、谷が色づいていた。
一週間後には、もっと色鮮やかになるに違いない。
九合目小屋に戻り、さっそくビールや焼酎で盛り上がる。
すでに顔が赤い人数名。
消灯は21時とのことで、早めに切り上げて、シュラフに入る。
23時半頃、星空を見に外に出る。
だが、満月に近い月の光で、星はあまり見えなかった。
早朝4時、再度、星空を期待して外に出る。
月は沈んでいて、満天の星。
これほどの星の数は、屋久島以来だ。
感動しながらずっと夜空を見ていた。
5:52 A班、九合目小屋を出発。
外はまだ薄暗い。
ヘッドランプを点灯して歩く。
6:20 朝日が顔を出す。
朝靄に包まれた風景は幻想的だ。
傾山が見えた。
くじゅう連山や由布岳も、朝靄の海に浮かぶ島のように見えた。
振り返ると、祖母山が我々を見送ってくれていた。
7:47 鹿の背を通過。
8:55 大障子岩に到着。
ここからの眺めは素晴らしかった。
祖母山は、やはり、圧倒的な存在感だ。
右に目を転じると、奥に阿蘇が見えた。
さらに右に目を転じると、くじゅう連山と由布岳が見えた。
風景を満喫した後、前障子岩に向かう。
10:48 前障子岩ピーク手前の岩峰をよじ登る。
10:52 前障子岩に到着。
ここからの眺めも、大障子岩に負けず劣らず素晴らしかった。
傾山の堂々とした姿が望まれた。
祖母山から大障子岩を経て歩いてきた道のりが、一望の下に見渡せた。
ここから見る阿蘇も格別だ。
そして、くじゅう連山と由布岳と蒼い空。
宇宙の中の、地球という星の、小さな一点に存在している自分を感じた。
私は何と美しい星に棲んでいるんだろう!
前障子岩からは、ひたすら急坂を駆け下りた。
実に長い下りだった。
13:40 上畑に到着。
2日間に渡る祖母山山行が終わった。
この2日間、なによりも天候に恵まれたことが嬉しかった。
もし、雨だったら、展望もなく、あの滑りやすい斜面はさらに危険を増していたことだろう。
すべてのものに感謝!
今回は、「一日の王」ならぬ「二日の王」になれました!
それにしてもニッコリ笑うKさん発見!そしてお隣のテツさんも。さぞや楽しい山行だったことだろうと思います。
私は四国の山に登りました。素晴しい紅葉でとってもきれいでした。
相変わらずの、惹かれる文章と写真にしばし興奮です。
空が高いですねー。山だけでなく色んなところに意識がいく、こういう写真を撮るところなどタクさんらしいなと思ってみてました(^^)
あぁ。。紅葉ももうすぐピークですねぇ。
>お天気にも恵まれ、大満足の二日間でしたね。
晴天に恵まれたことが一番ですね。
やはり、展望が得られるかどうかで、満足度は随分と違ってきますからね。
本当に大満足の山行でした。
>祖母傾きは雄大で、険しく、山らしい山という印象があります。距離も時間もかかり、そう簡単に行けないので、その時々を楽しまなければですね。
もう、憧れの山域でした。
昨年は台風で中止になっていたので、今年こそと思っていました。
山の神様が昨年の分まで倍返ししてくれました。
>それにしてもニッコリ笑うKさん発見!そしてお隣のテツさんも。さぞや楽しい山行だったことだろうと思います。
テツさんも歌がウマいのですが、Kさんも声が良くて歌がウマいのに驚きました。
今回は、Kさんにとっても大満足の山行ではなかったかと思います。
>私は四国の山に登りました。素晴しい紅葉でとってもきれいでした。
海外と書いておられたので、対馬に行かれたのかなと思っていたら、四国だったのですね。
HPの写真見ました。
石鎚山の紅葉、本当に美しいですね。
確か、昨年も同じ時期に行かれてましたよね。
恒例行事になりつつありますねぇ~
>くいいるようにタクさんのレポを読みました。
>相変わらずの、惹かれる文章と写真にしばし興奮です。
ありがとうございます。
13日の夜に帰宅して、今朝早く起きて、一気に書き上げてブログを更新しました。
ボーとした頭で書いているので、果たして皆さんにどう読んでいただけるのか心配してました。
>空が高いですねー。山だけでなく色んなところに意識がいく、こういう写真を撮るところなどタクさんらしいなと思ってみてました(^^)
「宇宙を感じた日」って、ちょっと大仰な表現かな~と思ったのですが、夜に見た星々、360度の雄大な風景を見ていたら、そう感じたんですよね。
実際の風景は、写真より何倍も素晴らしいですよ。
満天の星もkazuさんに見せたかったですね。
>あぁ。。紅葉ももうすぐピークですねぇ。
10月下旬から11月初旬が見頃でしょうね。
近くの山でもけっこう楽しめますので、kazuさんも山へGO
私も連休を利用して祖母山に登りましたが
入れ違いだったみたいですね!
私は土曜日に尾平から宮原ルートで小屋に入り
翌朝、縦走して尾平越えから降りて11時過ぎには尾平に戻ってきました。
尾平登山口の写真に私の車が写ってます(笑)
ホント天気にも恵まれて良い登りでしたね!
>私も連休を利用して祖母山に登りましたが
入れ違いだったみたいですね!
三俣山を御一緒した時に、連休に祖母山に行くかも……と仰ってたので、もしかして……と思っていたのですが、ニアミスでしたね。
>私は土曜日に尾平から宮原ルートで小屋に入り
>翌朝、縦走して尾平越えから降りて11時過ぎには尾平に戻ってきました。
12日に尾平を出発したのが10時頃でしたから、約1時間の差でしたね。
惜しい~
本当にニアミスですね。
>尾平登山口の写真に私の車が写ってます(笑)
あっ、そうなんですか
私の方こそビックリです
>ホント天気にも恵まれて良い登りでしたね!
本当にそうでした。
もし、雨でも降っていたら、展望はなく、あの滑る急斜面を登ったり下りたり……考えただけでもゾッとします。
いや~、晴れて良かったです。
でも、縦走の私は、ザックの重さが気に掛かり車にカメラを置いて登りました。
大障子、前障子からの展望があれだけの感動をくれるとは思いもよらず、悔しい限りでした。
食べ物を減らしてでもカメラを持っていけば良かったと後悔しました。
素晴らしいフォトを見せて頂きました。
あの日私達の前に広がった空間が甦りました。
有り難うございます。
山は本当に良いですね!
九合目小屋でお会いして、「ひまわり2」さんが誰なのか、やっと判りましたよ。
一昨年、からつ労山の月例で、2度ほど一緒に登っていますよね。
>お天気に恵まれ感動の山行きでしたね!
いや~、最高でした
皆さんの日頃の行いが良いお陰で私も晴天の祖母山系を楽しむことができました
感謝です。
>でも、縦走の私は、ザックの重さが気に掛かり車にカメラを置いて登りました。
>大障子、前障子からの展望があれだけの感動をくれるとは思いもよらず、悔しい限りでした。
>食べ物を減らしてでもカメラを持っていけば良かったと後悔しました。
カメラはお持ちではなかったのですか
それは残念なことをしましたねぇ~
あれほどの晴天、あれほどの展望……写真に残したかったですよね。
>素晴らしいフォトを見せて頂きました。
>あの日私達の前に広がった空間が甦りました。
>有り難うございます。
こちらこそ、ありがとうございます。
私の写真を見て、あの感動を思い出して頂ければ、私にとってもこれ以上の喜びはありません。
>山は本当に良いですね!
本当にそうですね。
来年、あの花が咲く時期に、黒髪山に一緒に登りましょう
良かったですね~ お天気の中、良いメンバーとご一緒に最高の縦走路を堪能されて♪
このルートも、大好きです。
こちらもしっかりと別の山系を堪能していましたが・・・ そうそう、大川のエミリーさんとの楽しい出会いがありました。お互いの共通の知り合いは、「タクさん」でした~
>「二日の王」に乾杯!
>良かったですね~ お天気の中、良いメンバーとご一緒に最高の縦走路を堪能されて♪
>このルートも、大好きです。
展望の素晴らしさは予想以上でした。
カメラを持っていかなかった人は残念しきりでした。
テツさんは、このルートを歩いて、山の病が一層ひどくなり、重傷患者(山馬鹿2号?)になったようです。(からつ労山HP掲示板参照)
>こちらもしっかりと別の山系を堪能していましたが・・・ そうそう、大川のエミリーさんとの楽しい出会いがありました。お互いの共通の知り合いは、「タクさん」でした~
えぇ~、エミリーさんにお会いされたんですか
エミリーさんとは先月、天山でお会いしたばかりでした
さっき、エミリーさんのHPを見ましたら、山馬鹿さんがしっかり写っていましたよ。
素晴らしい出逢いに、乾杯