11月4日(日)
九州北部の登山愛好家たちが“紅葉”で思い出すのは、
くじゅうや雲仙や英彦山などであろうが、
天山を思い浮かべる人はほとんどいないだろう。
実に残念なことだ。
いや、私にとっては、喜ばしいことなのかもしれない。
なぜなら、天山の“紅葉”を独り占めできるから……
今日は、山頂は目指さず、
“私の散歩道”で、紅葉のみならず、黄葉、光葉、煌葉、虹葉も楽しむことにしよう。
朝、家を出ると、空にたくさんのバルーンが……
今日は、「2018佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の最終日であった。
嘉瀬川河川敷には、今日も大勢の見物客が訪れていることだろう。
天山にある数十の“私の散歩道”の内、
紅葉が楽しめそうな道に到着。
ゆっくり歩き出す。
素晴らしい紅葉である。
いいね~
まずは“黄葉”。
陽が差すと、黄葉は一段と輝きを増す。
“光葉”から、
“煌葉”へと変化する。
眩いばかりに美しい。
こちらは、七色の虹のような“虹葉”だ。
素晴らしい。
パステルカラーの紅葉も見ることができた。
11月になり、秋の花はかなり減ってきたが、
まだ頑張って咲いている花もある。
ありふれた花が多いが、この時期の花は貴重だ。
ヤマハッカ、
ツリフネソウ、
ゲンノショウコが咲いている。
“私の散歩道”で見るアキノキリンソウは格別。
ツルリンドウがまだ咲いていた。
嬉しい。
シロバナノダケを発見。
いいね~
“私の散歩道”にはリンドウも咲いていた。
美しい。
黄葉と紅葉のコラボ。
楽しい。
天山のこんな紅葉を知っている人は、あまりいないだろう。
ここまで誰にも会わなかった。
すべて独り占め。
ここは私の大好きな場所。
紅葉を存分に楽しむ。
紅葉を楽しんだ後、
ジンジソウや、
レイジンソウや、
キッコウハグマの花を愛でる。
天山のキッコウハグマの開花はかなり遅れていて、
いつもは10月の中旬から下旬にピークを迎えるのに、
今年は11月初旬になっても、まだ蕾が多い。
それでもキッコウハグマの群生地なので、
探すといくつもの花を見つけることができた。
大好きな花なので嬉しい。
見ているだけでウキウキする。
リンドウを見ながら、
ムラサキセンブリの群生地へ。
もうほとんどの花が終わっていたが、
僅かに残っていた花をパチリ。
左に写っているのは、花の蜜を吸いにきた虫。
羽根は高速で動いているので写らず、芋虫が空を飛んでいるよう。(笑)
まだ咲いていてくれて、ありがとう。
嬉しい。
4弁のムラサキセンブリを発見。
いいね~
一応、山頂も踏んでおこうかと思い直して、天山山頂へ。
近くのあめ山は美しかったが、
遠望は期待したほどではなかった。
稜線散歩へ。
稜線の花も、ほとんど終わっていた。
リンドウの花も減ってきた。
最期の宴。
アキノキリンソウもまだ頑張っていた。
ホソバノヤマハハコも、まだまだ元気。(笑)
10月10日に開花したウメバチソウは、
ドライフラワーのようになっていた。
盗掘されなかったことが嬉しい。
ゆっくり歩いて、
私の特等席へ。
ここで、こんな風景を見ながらランチした。
なんという贅沢。
本日の「天山南壁」。
今日も「一日の王」になれました~