4月21日(金)
暖かいというより、暑い日が続いている。
各地から「GW頃に咲く花がもう咲いている」という知らせが届く。
〈天山のツクシシャクナゲやミツバツツジも咲いているに違いない……〉
そう思うと、居ても立っても居られず、天山へ向かったのだった。
一応、山頂は踏んでおこうと思い、天川登山口へ。
天川登山口に着くと、駐車場には一台の車もなかった。
嬉しい。
出発。
新緑の間にミツバツツジが見える。
美しい。
天川ルートでも案外ミツバツツジが楽しめるのだ。
シハイスミレ、
バイカイカリソウを見ながら、
ゆっくり登って行く。
天山山頂に到着。
(他の登山口から登った人もおらず)誰もいなかった。
展望はイマイチ。
遠望がきかず、雲仙は見えなかった。
一応、山頂は踏んだので、これからツクシシャクナゲの森へ向かう。
道なき道を進む。
おっ、咲いている~
満開とは言えないが、かなり咲いている。
移動しながら花を愛でる。
誰にも見られることなく、山奥に咲く花。
愛おしい。
花の色も様々。
こちらは色が薄くて上品。
白花に近い花もあった。
ミツバツツジの咲く森へと移動する。
もう見頃を迎えている木が多かった。
蕾もあったので、しばらくは楽しめそうだ。
市街地で見る園芸種のツツジよりも、
山に咲くミツバツツジの方が何倍も素敵だ。
私の他には誰もおらず、
独り占めできるのも好い。
満開のミツバツツジもあった。
大満足。
ムベ、
ヒメハギ、
フデリンドウ、
バイカイカリソウを見ながら、
キンランの咲く森へ。
この株は、まだ開き始め。
こちらは全開している。
いいね~
こちらもほぼ開いている。
楽しい。
大盛りの花もあった。
豪華。
シュンランもまだ咲いていた。
嬉しい。
キンランの群生地へ。
黄色い点々はすべてキンランだ。
「スゴイ!」の一言。
これほど咲いていると、有難味がなくなるかも……(笑)
なんという贅沢。
三島由紀夫が16歳の時に執筆した「花ざかりの森」という短編小説があるが、
今日の天山はまさに「花ざかりの森」であった。
今日も「一日の王」になれました~