一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……マツムシソウ、クサアジサイ、アキチョウジなどが咲き始めた……

2018年08月04日 | 天山・彦岳


夏山遠征は、断念した。
連休が取れそうな7月下旬に予定を組んでいたのだが、
計画していた山域の登山道が豪雨被害によって寸断されており、
7月末になっても通行止めが解除されなかったからだ。
ちょっとマイナーなルートを考えていたので、
仕方がないと言えば仕方がないのだが、
他に行きたい山域もなかったし、
出発に予定していた日に台風が来襲したことで、
決心がついた。

8月上旬は、公休日が変則になっており、
8月最初の休みは、8月3日(金)であった。
7月29日に見たマツムシソウの蕾が開花している頃だし、
天山のオオキツネノカミソリも気になっていたので、
天山へ行くことにした。

8月3日(金)
早朝。
まずは、オオキツネノカミソリが咲く場所へ向かう。


他の山域と違って、
天山のオオキツネノカミソリは人目につかない山奥に咲く。
そこまで行くのがけっこう大変なのだ。


おっ、咲いている~


いいね~


次第に数を増してくる。


嬉しい~


天山のオオキツネノカミソリは、
過酷な場所に咲いているので、
なんだか弱々しい。


他の山域のオオキツネノカミソリよりも、花が小さい気がする。


でも、私にとっては、
天山のオオキツネノカミソリが一番なのだ。


沢沿いにも、


美しい花が咲いていた。


数はそれほど多くはないが、
大いに楽しませてもらった。


イタドリの花を見ながら、散歩道へ。


ツリフネソウが咲き始めていた。


クサアジサイも……


大好きな花なので、嬉しい。


ミズタマソウや、


アキチョウジもお目見え。


オミナエシや、


オトコエシも揃って咲き始めた。


タマアジサイの玉が割れ、


美しい花が顔を出していた。


シギンカラマツも数を増していた。


美しい。


サイヨウシャジンもあちこちで見ることができた。


ウバユリや、


ヤマホトトギスも今がピーク。


白花もあった。


ヒヨドリバナを見ながら、


ふと上を見ると、イワガラミの花が……


どことなくクサアジサイに似ている。


今日は、上宮登山口から山頂へ。


緑のトンネルの中を、ゆっくりの登って行く。


いつもここで写真を撮ってしまう。


あめ山分岐を通過。


キガンピが咲いていた。


しばらく登ったところで、振り返る。
相変わらず、あめ山が美しい。


天山山頂に到着。
真夏の平日なので、やはり誰もいなかった。


驚いたことに、
稜線には涼しい風が吹いていた。
気持ちの好い稜線散歩ができるぞ。


7月29日に確認しているマツムシソウの蕾を見に行くと、
見事に咲いていた。


美しい~


こちらにも咲いている。


いいね~


やはり、天山のマツムシソウが一番だ。


蕾も多いので、これからたくさん咲くだろう。


ホソバシュロソウは、どこでも見ることができる。


今日は、遠望は効かない。


しばらく歩いて振り返り、
オミナエシ越しに山頂を見る。


モウセンゴケの花がまだ咲いていた。


美しい~


キュウシュウコゴメグサの花を見ながら歩いていたら、


またもや開花したマツムシソウを見つけた。


この花の色が好きだ。


マツムシソウの蕾と、ホソバシュロソウのコラボ。


コオニユリもたくさん咲いている。


カワラナデシコがまたもや道を塞いでいる。


踏まれないようにね。


シギンカラマツも見ることができた。


今日も「一日の王」になれました~


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