一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

夏本番を迎えた天山 ……マツムシソウやカワラナデシコが咲き始めた……

2021年07月27日 | 天山・彦岳


7月27日(火)

もうそろそろマツムシソウが咲く頃だと思い、天山に登ることにした。
今日は、上宮登山口から登ろう。


上宮を通過し、


登山道に入った所で、
「天山の自然を守る会」の方々とお会いした。
天山の山野草の植生を調査(モニタリング)されていて、
現在咲いている花々について情報交換をさせて頂いた。


ゆっくり登って行く。


オカトラノオがまだ咲いている。


咲き始めたシギンカラマツや、


ヒメキンミズヒキ。


いつもの場所でパチリ。


咲き始めたサイヨウシャジンや、


終盤を迎えていたハンカイソウを見ながら、


あめ山分岐へ。


ここから、あめ山へとりつく。


オミナエシや、


コオニユリを見ながら、


あめ山山頂に到着。
トンボがたくさん飛んでいた。


天山をバックに、山頂標識と石碑を撮る。


あめ山分岐まで戻り、
天山にとりつき、しばらく登って、


振り返る。
先程まで居たあめ山が美しい。


もうすぐ天山山頂。


天山山頂に到着。


さあ、稜線散歩へ。


この稜線を歩いていると、
北アルプスの大日平を思い出す。(コチラを参照)


近くの山でも、北アルプスに行った気分になれるのがイイ。


下界は35度の気温であったが、
この稜線は下界よりも6度も低く、
しかも爽やかな風が吹いている。


コオニユリが青空に映える。


稜線でも、
ヤマホトトギスや、


ヒメキンミズヒキや、


イタドリの花が見られるようになってきた。


花期を終えようとしているノギランや、


カキラン。
少なくなった貴重な花をパチリ。


ノイバラや、


ホソバシュロソウは、今が盛りと咲いている。




晴天だったので、モウセンゴケの花も全開。


あちこちで見ることができた。




ヒヨドリバナ、


アキノタムラソウ、


キガンピ、


オトギリソウも、
多く目にするようになってきた。


今年は、キュウシュウコゴメグサの花が少なかった代わりに、


マイサギソウが“当り年”で、至る所で見ることができた。
ほとんどは花期を終えようとしているが、
まだ咲いている株も多く、
小株、


中株、


大株と、


まだまだ楽しめる。


いいね~


カワラナデシコが咲き始めていたのも嬉しかった。




これから数を増してくるだろう。




そして、マツムシソウ。
この時期まで咲いているウツボグサをマツムシソウと間違える人もいるが、(笑)


本物のマツムシソウが、もう咲いてました~


嬉しくて仕方がない。


花酔いするほど花々を見たので、
こんな風景を見ながら珈琲タイム。






本日の「肥前槍ヶ岳」。(コラコラ)


山頂に戻る途中で、陽が翳ってきたので、
もう一度、マツムシソウをパチリ。


優しい色調になり、より美しい。
今日も「一日の王」になれました~


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