一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

……桜、さくら、サクラ…… 円応寺、馬場の一本桜、西溪公園、鬼ノ鼻山

2013年03月28日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
今年(2013年)の佐賀県の桜開花宣言は、3月18日であった。
桜の見頃と思われた24日(日)は、母の四十九日法要であった。
佐世保に行く途中に車窓から見た桜が美しかった。
これが私の今年の桜の見納めだろうと思った。
次の私の公休日である28日(木)にはもう見頃を過ぎている筈だし、
天気予報通りなら、27日(水)の雨でかなり散ってしまうことだろう。

3月28日(木)の公休日は、
午前中は用事があったので、
午後からは映画にでも行こうかと考えていた。
天気予報も1週間まえから28日は「曇り」と告げていた。
ところが……である。
今日は朝から晴れている。
近所の桜もまだ満開を保っている。
〈おっ、今日は花見ができそうだ!〉
心がウキウキしだした。
午前中に急いで用事を済ませ、
私は桜めぐりに飛び出した。

まず向かったのは、武雄にある円応寺。
参道の桜並木が見事なのだ。
平日なので、思ったより人は少なかった。


ずっと向こうまで桜のトンネル。


今まさに満開。
美しい~


上を向いて歩こう♪
青空に映えて、一層美しい!


本当に素晴らしい。


振り返ると……
桜に包まれているような感じであった。


ずっと見ていたいような円応寺参道の桜並木であったが、
今日の私は欲張りなのであった。(笑)
次の桜の名所「馬場の一本桜」へ向かう。

途中、桜並木が目に入ったので、車を駐める。
名所でもなんでもない所であるが、池に映る桜と山(柏岳)が美しい。
こんなに美しいのに、誰もいない。
贅沢な空間だ。


「馬場の一本桜」に到着。


う、う、美しい~


ちょっと離れて、眺める。


う、う、う、美しい~


ここの桜は山桜である。
花と一緒に葉も出てくるので、色彩的にはいまひとつであるが、
周囲の菜の花の黄色と、空の青とのコントラストが素晴らしい。
得も言われぬ美しさ。
カップルの君たち、好い日に来たね~
おじさんは羨ましいぞ~


山桜のところまで行ってみる。


山桜から菜の花を眺める。


ここでも、ずっとここに居たい気分であったが、
今日の私は本当に欲張り。(笑)
次の桜の名所、多久の「西溪公園」へ向かう。

西溪公園に到着。
紅葉でも有名な西溪公園であるが、
桜の木もこんなに多かったなんて……


小高い丘に登ってみる。
いいね~


青空のときは、下から眺めたくなる。
なんだか幸せな気分になる。


丘からの眺め。
公園が桜で埋まっている。


桜だけ見て一日を終えるのはモッタイナイ。
鬼ノ鼻山に登ろう!(オイオイ)

その前に、天ヶ瀬ダムの桜を見たくて、ダムに立ち寄る。


おっ、ここも満開だ。


こんなに素晴らしいのに、誰も見に来る人がいない。
独り占め状態。


なんたる贅沢。


さあ、バリエーションルートで、鬼ノ鼻山へ。(笑)


おっ、シュンランがたくさん咲いている。


あっちにも、こっちにも。


裏山に、こんなに咲いてるなんて、なんたる贅沢。


センボンヤリも咲いていた。


カワイイ~


私の好きな林にさしかかる。
裸木ばかりと思っていたら、奥に白い花が見える。


モクレン科の花がたくさん咲いている。


いや~、なんだか得した気分。
これもぜ~んぶ独り占め。
なんたる贅沢。


もうすぐ山頂。


山頂に到着。


天山と、それに連なる彦岳も見える。
先日の尾根歩きが思い出される。


私のお気に入りの「鬼のテラス」で寛ぐ。


ここからの眺めは本当に素晴らしい!


蛇行する六角川を見るのが大好き!


今日も「一日の王」になれました~

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