一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……咲き始めたミヤマキリシマやチゴユリを楽しむ……

2021年05月15日 | 天山・彦岳


5月14日(金)

この時期、近くの山では、作礼山が人気だ。
かつては静かな山であったのだが、
ヤマップ族に“花の名山”であることが知られてから、
ヤマップ族が大挙して押し寄せるようになった。
山で人に会いたくない私は、作礼山を避け、
天山に登ることにした。
もうそろそろミヤマキリシマが咲き始める頃だと思ったからだ。

8:20
天川登山口に着くと、一台の車もなかった。
嬉しい。


軽くストレッチをして、出発。


新緑の下を歩いて行く。


足もとには、ニョイスミレがたくさん。


雨山分岐を通過。


第一村人ならぬ、第一ミヤマキリシマ、発見!


いつもの場所で、パチリ。
かなりガスっている。


高度が上がるにしたがって、
ミヤマキリシマがぽつりぽつりと見られるようになってきた。


楽しい。


バイカイカリソウもまだ咲いている。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


あめ山がかすかに見える程度で、
南側もガスっていて、展望は無し。


さあ、稜線散歩へ。


数年前までは、
くじゅうや、(コチラを参照)


雲仙などに出掛けては、(コチラを参照)


豪華絢爛なミヤマキリシマを楽しんできた。
でも、今の私には、天山のミヤマキリシマが一番好もしい。


まばらにしか咲いていないが、


この方が、風情があって好い。




ゆっくり歩いて行く。


まだ咲き始めなので、所々にしか咲いていない。


でも、このまばら感がイイ。




今の私の感性に合っている。


誰にも会わず、


このミヤマキリシマを独り占め。


花束のようなミヤマキリシマが点在している。






真っ赤なヤマツツジも咲いている。


ミヤマキリシマとヤマツツジのコラボ。


こちらも。


いつもの場所で、珈琲タイム。


こんな風景を見ながら、
今日出逢った花々を思い出していた。


天山のチングルマとも言うべきノイバラの花が咲き始めていた。


ヒメハギも咲いていた。


ヤマフジもあちこちで見られた。


梅雨が近づいて、モウセンゴケも元気一杯。(5月15日、気象台は九州北部地方、中国地方、四国地方が梅雨入りしたとみられると発表した)




ホソバノヤマハハコも順調に育っている。


そして、チゴユリ。


今年も逢うことができた。


今日も「一日の王」になれました~


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