一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

佐志岳 ……平戸の「花の名峰」でイトラッキョウやヒナヒゴタイを楽しむ……

2012年10月27日 | その他・佐賀県外の山
tachiaoiさんの歓迎登山を、
tachiaoiさん、yanさん、平六さん、タクの4人で、
秋の花が咲き乱れる天山で行ったのは、
10月8日であった。

そのとき、
「近いうちに、また4人で山に行きたいね」
と話していたのだが、
2回目の登山が実現するのは、まだかなり先のことではないかと思っていた。
なぜなら、
週末は仕事をしているので、平日しか山へ行けないyanさん、
平日は学校に行っているので、週末にしか休めない平六さん、
様々な活動をされていて、常に多忙なtachiaoiさん……
そんな皆さんなので、スケジュールの調整が難しく、
私(タク)を含めた4人の休みを合わせるのは、
至難の業ではないか……と思っていたのだ。
ところが……である。
あれから19日後の今日(10月27日)、
あの時の4人で、早くも2回目の登山をすることができたのだ。
その陰には、
そう、わたくしめの、
知られざる涙ぐましい努力があったことは言うまでもない。(ウソウソ)

平戸にある花の名峰・佐志岳へは、昨年の秋、平六さんと行った。
イトラッキョウやヒナヒゴタイなど、多くの花に出逢い、とても感激した。
〈今年も佐志岳へ登りたい〉
と、かねてより思っていた。
tachiaoiさん、yanさんにも、あの花々を見せたいと思った。
で、行き先は、佐志岳に決定。

日程が決まり、登山日が近づくにつれ、天気予報が気になった。
登山日の10月27日(土)は、ずっと傘マークのまま。
前日になっても予報は覆らなかった。
全天候型の私は全然OKなのだが、
他の3人から「雨なので中止にしましょうか?」との申し出があるかも……
と思っていた。
だが、3人からそんな申し出はなく、
嬉しいことに、どうやら全員「行く気」満々なようなのだ。(笑)

ということで、某所で待ち合わせをし、
佐志岳へと向かったのであった。

私にとっては、1年ぶりの佐志岳。
ワクワクする。


少し雨が降っていたので、雨具を装着して出発。


さて、今日は、どんな花に逢えるだろう。


登山口には、ヤマジノギクがたくさん咲いていた。


紅葉したオガルカヤ、メガルカヤの中を登って行く。


中腹から海を眺める。
島にある山ならではの風景。


さあ、花散策の始まり。
まずは、アキノキリンソウ。


大好きな、ヒナヒゴタイ。


たくさん咲いていて嬉しかった。


海を背景にして撮ると、一層映える。


センブリや、


ムラサキセンブリも咲いている。


おっ、これはチョウセンノギク。


こちらもたくさん咲いていて、目を楽しませてくれる。


純白の花びらが本当に美しい。


そして、本日、もっとも逢いたかった花・イトラッキョウ。


〈咲いてるかな〉と心配していたが、
たくさん咲いていて、ホッと安心。


初めて目にするというtachiaoiさん、yanさん、大喜び。


私も嬉しい。


雨に濡れ、水滴をまとったイトラッキョウも素敵だ。


平戸にしか咲かない可愛い小さな花を、存分に楽しむことができた。


佐志岳へ行く前、
「ダンギクをまだ見たことがないので、できることなら見てみたい」
と仰っていたtachiaoiさんの願いを叶えるべく、
ダンギクの花を探すが、
花期を過ぎているので、なかなか見つからない。
が、執念で見つけ出した。(笑)


tachiaoiさん、大喜び。
ヨカッタ~


佐志岳山頂に到着。


屏風岳の向こうに志々伎山が見えた。


山頂からの眺めも本当に素晴らしい。


再び花を楽しみながらゆっくり下山した。
登山口に帰って来たとき、ナンバンギセルを発見。
「時期が時期だし、もうナンバンギセルには逢えないよね~」
と皆さんが仰っていたので、
発見できて嬉しかった。


帰りに、平六さん御用達の「篠崎海産物店」に寄って、


平六さんオススメの「塩サバ」を購入。


その他、アゴ(トビウオ)蒲鉾や、あごだしラーメンなどをお土産に買い、


オランダ塀などを見学して、
帰路についた。


山好き、花好きな我々にとっては、雨の日もノープロブレム。
水滴をまとい、イキイキした花々を、より楽しめたような気がする。

tachiaoiさん、yanさん、平六さん、
スケジュールを合わせて、
またご一緒しましょう~

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