![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/aa/f3578cc4b74bbcaea297cff7548a6c38.jpg)
武雄市文化会館で、映画『ニライカナイからの手紙』を見た。
この映画は、普通の映画館での上映は少ないらしい。
こうして全国の文化会館や市民センターなどを巡回しているようだ。
佐賀県では、唐津市・名護屋城博物館(7月4日)、佐賀市・佐賀県立美術館ホール(7月8日)、それに武雄市・武雄市文化会館(7月11日)での上映だった。
いずれも14:30と18:30の1日2回上映。
私は、我が家から最も近い武雄市で見ることにし、仕事が終わって、18:30上映の分を見た。
沖縄本島から遙か南の八重山諸島。
そのなかでもとりわけ美しい島――竹富島。
母と娘の別れのシーンから映画は始まる。
東京に旅立つ母を見送る娘の名は「風希」。
ひとり島に残る娘は、涙をこらえ、いつまでも手を振っている。
すぐに帰ってくると思っていた母は、なかなか帰って来ない。
風希の父は、ずっと前に愛用のカメラだけを残して死んでいる。
母親が東京へ行ってからは、島の郵便局長のオジイとの二人だけの生活が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/11/1b69488b601ebcca15c7aa6b8e50a06b.jpg)
毎年、誕生日には必ず、母からの温かい手紙が届く。
「風希ちゃん、誕生日おめでとう」で始まる手紙は、いつも風希を励ます内容だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/29/d922e495e4121e83537c5fc7d09c523b.jpg)
少女から大人へ。
帰らない母に反発したり、疑問を抱いたりしながら風希は成長していく。
そしてやがて東京へ旅立つ日が近づいてくる――
地味な映画である。
有名な俳優も少ない。
素人を多く起用しているようで、子役も含めて、演技もうまいとは言えない。
セリフが少ない映画で、最初はドキュメンタリーを見ているような感じだった。
映画を見始めてしばらくは、「この作品、大丈夫だろうか?」とちょっと心配もした。
だが、風希が成長し、蒼井優が出てくると、この映画は安定感を増し、安心して見ることができた。
それにしても、蒼井優の存在感はどうだ!
彼女が出てきただけで、映画が引き締まる。
演技も文句なし。
少女から大人への変化を見事に演じきっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/0f/d6c4bdb189660f21588930a4b48c6ecc.jpg)
上映途中で、この作品のラストはほぼ予測できるのだが、それでも終盤は涙が止まらなかった。
こんなに泣ける映画だとは思わなかった。
ひねくれ者の私だが、随分と涙を流した。
文化会館での上映ということで、はっきり言って、映画を見る環境ではなかった。
スクリーンではないので、画面に余計なものが映る。
場内が真っ暗にならないので、色がぼやけている。
音が悪い。
なんだか昔の古い映画を見ているような感じだった。
それでも見て良かったと思う。
最近、これほど真っ直ぐな映画は少ない。
これほど素直な作品は希有だ。
もし近くの町にこの映画がやってきたら、ぜひ見て欲しい。
できれば家族そろって……
優しさに包まれた映画だった。
この映画は、普通の映画館での上映は少ないらしい。
こうして全国の文化会館や市民センターなどを巡回しているようだ。
佐賀県では、唐津市・名護屋城博物館(7月4日)、佐賀市・佐賀県立美術館ホール(7月8日)、それに武雄市・武雄市文化会館(7月11日)での上映だった。
いずれも14:30と18:30の1日2回上映。
私は、我が家から最も近い武雄市で見ることにし、仕事が終わって、18:30上映の分を見た。
沖縄本島から遙か南の八重山諸島。
そのなかでもとりわけ美しい島――竹富島。
母と娘の別れのシーンから映画は始まる。
東京に旅立つ母を見送る娘の名は「風希」。
ひとり島に残る娘は、涙をこらえ、いつまでも手を振っている。
すぐに帰ってくると思っていた母は、なかなか帰って来ない。
風希の父は、ずっと前に愛用のカメラだけを残して死んでいる。
母親が東京へ行ってからは、島の郵便局長のオジイとの二人だけの生活が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/11/1b69488b601ebcca15c7aa6b8e50a06b.jpg)
毎年、誕生日には必ず、母からの温かい手紙が届く。
「風希ちゃん、誕生日おめでとう」で始まる手紙は、いつも風希を励ます内容だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/29/d922e495e4121e83537c5fc7d09c523b.jpg)
少女から大人へ。
帰らない母に反発したり、疑問を抱いたりしながら風希は成長していく。
そしてやがて東京へ旅立つ日が近づいてくる――
地味な映画である。
有名な俳優も少ない。
素人を多く起用しているようで、子役も含めて、演技もうまいとは言えない。
セリフが少ない映画で、最初はドキュメンタリーを見ているような感じだった。
映画を見始めてしばらくは、「この作品、大丈夫だろうか?」とちょっと心配もした。
だが、風希が成長し、蒼井優が出てくると、この映画は安定感を増し、安心して見ることができた。
それにしても、蒼井優の存在感はどうだ!
彼女が出てきただけで、映画が引き締まる。
演技も文句なし。
少女から大人への変化を見事に演じきっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/0f/d6c4bdb189660f21588930a4b48c6ecc.jpg)
上映途中で、この作品のラストはほぼ予測できるのだが、それでも終盤は涙が止まらなかった。
こんなに泣ける映画だとは思わなかった。
ひねくれ者の私だが、随分と涙を流した。
文化会館での上映ということで、はっきり言って、映画を見る環境ではなかった。
スクリーンではないので、画面に余計なものが映る。
場内が真っ暗にならないので、色がぼやけている。
音が悪い。
なんだか昔の古い映画を見ているような感じだった。
それでも見て良かったと思う。
最近、これほど真っ直ぐな映画は少ない。
これほど素直な作品は希有だ。
もし近くの町にこの映画がやってきたら、ぜひ見て欲しい。
できれば家族そろって……
優しさに包まれた映画だった。
>ひねjくれものの私が泣いた(*^_^*)
と表現されていましたが、私も実はそうなんです。大泣きした割には爽やかな感動が押し寄せました。
じゃあ、「フラダンス」はご覧になっているでしょうね。あれも自分に素直になって、自然と涙が頬を伝ってこぼれる作品でしたね。
彼女は色んな役柄がこなせる魅力ある女優さんになると期待しています。
次男とは映画や本を語り合い情報交換を欠かしません。それでついつい電話が長くなってしまうのですが・・・
山だけでなく映画や本でも共通話題がつきそうにもありませんね。
本といえば「警官の血」を、タクさんにお薦めしたいと、ちょうど思っていました。著者は佐々木譲、同じ週に紹介しています。良かったら手に取られて御感想をお聞かせ下さい。
蒼井優が出演している映画は、映画館で極力見るようにしています。
ここ数年では、
「男達の大和/YAMATO」(佐藤純彌 監督)
「ハチミツとクローバー」(高田雅博 監督)
「フラガール」(李相日監督)
「虹の女神」(熊澤尚人監督)
などを見ました。
どの作品でも、彼女の演技は光っていましたね。
特に「フラガール」は、彼女の演技と共に、作品自体も素晴らしかった。
ラストで、彼女が一人で踊るシーンは圧巻!
言葉が出ないほどの感動でした。
『警官の血』は、まだ読んでいないので、読んだらレビューを書きますね。
昨年、私が読んだミステリーでは、吉田修一『悪人』(朝日新聞社)が最も印象に残っています。
それと、佐藤正午『アンダーリポート』(集英社)。
吉田修一は長崎県出身。
佐藤正午は佐世保市在住。
どちらもミステリー作家ではないですが、ミステリー作家が書くことができない作品を書いています。
未読でしたら、ぜひ――
登山、映画、読書。
この中で、いちばん時間を使っているのは、私の場合、読書です。
でもブログには、なかなか書けない。
本のレビューがいちばん難しいし、時間がかかる。
書く時間があったら、もっと読みたいと思ってしまう。
でも、これからは、少しずつ本のレビューも増やしていきたいと思っています。
お互い、感動した作品を紹介し合いましょう!
彼の作品は熱帯魚、パレードパークライフを読みました。東京を舞台にした物はすっきりしない読後感が残りますが、長崎を舞台にした酒屋の短編や長崎から父親が上京する物語は好きです。彼が描いたと推測できる場所を市内館内町に発見した時は驚きました!
佐藤正午は永遠の2分の1、ジャンプ、Yなど・・・。一時ハマりました(*^_^*)。お薦めのアンダーリポートは早速予約しました。
長崎出身で意外と知られていないのが、垣根涼介ー。ワイルドソウル、君達に明日はないが好きです。
青来さんも興味深い。
じゃあまた!