一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

春が近づいてきた「天山」 ……オオキツネノカミソリの第一群生地で遊ぶ……

2020年03月05日 | 天山・彦岳

今日、3月5日は、啓蟄(けいちつ)。
「啓」は「開く」、
「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味で、
「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)という意を示す。
土も温まり、虫だけでなく、春の植物も顔を出す頃なので、
今日は、
昨年整備した、天山の「オオキツネノカミソリの第一群生地」を見に行くことにする。

その前に、山頂を踏んでおこうと思い、
天川登山口から登り始める。


ゆっくり登って行くと、


フキノトウが出迎えてくれた。


春を感じたのも束の間、
水溜りには氷が張り、


プチ氷瀑もあって、
春は「まだまだ」と思わされた。


いつもの場所でパチリ。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。
花のない時期なので、誰もいなかった。


あめ山ははっきり見えたが、


遠望は利かなかった。


稜線散歩へ。




霜柱ができており、寒い。


どこまで行っても、花は見かけず、


彦岳が美しく見える所まで行って、引き返す。


いつもの場所で、こんな風景を見ながら珈琲タイム。


本日の「天山壁」。


いいね~


山頂に戻って、
オオキツネノカミソリの第一群生地へ向かう。


群生地に着いてみると、
思ったよりも多く葉が出ていた。


昨年、この一帯を整備したからだろう、
昨年よりも多く葉が出ているような気がする。


嬉しくなる。


苔むした岩の間にもオオキツネノカミソリの葉が出ている。
多良岳や井原山を彷彿とさせる風景。


これだけ葉が出ていれば、


今年の夏が楽しみだ。


近くには、
コチャルメルソウや、




ユリワサビが咲いている。




ヤマネコノメソウを撮っていると、


その葉先にツララが……


カワイイ。


ツクシショウジョウバカマも咲き始めていた。




探すと、美しく咲いた花もあった。


いいね~


フキノトウもたくさん顔を出している。


そして、セントウソウ。


咲き始めは、
薄紫色の雄蕊が美しい。


大好きな花だ。


マンサクも花の数を増していた。


嬉しい。




今日も「一日の王」になれました~

この記事についてブログを書く
« 近くの里山 ……アマナが咲く... | トップ | 映画『Fukushima 50』 ……あ... »