一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

金立山(東南尾根ルート~正現社ルート) ……素晴らしき紅葉で宇宙を感じる……

2021年11月30日 | 金立山


11月29日(月)

多くの山で、紅葉はもう終わってしまっているが、
金立山は11月下旬から12月上旬に紅葉のピークを迎える。
〈もう、そろそろかな……〉
と思い、金立山へ行ってみることにした。

金立公園の中のコスモス園駐車場に車を駐め、出発。


メタセコイアの並木も色づき始めていた。


いいね~


紅葉を見るのには絶好の日和。


真っ赤なモミジや、


まだ咲いていたツワブキの花を見ながら、


東南尾根ルートの入口へ。


イノシシ侵入防止柵を開け、(必ず閉めてチェーン掛けすること)


右手にクスノキの群生林を見ながらゆっくり登っていく。


やがて、紅葉が現れる。


黄葉、


光葉、


煌葉、


虹葉。


標高が上がると、常緑樹が多い雰囲気の好い道に変わる。




サザンカの花がたくさん咲いている。


喬木の黄葉が美しい。




誰にも会わない。


羊歯植物が増えてきた。




倒木の根っ子の部分の横を通り抜ける。


10年前に、こうして私が倒したのだ。(笑)


東尾根との分岐点にさしかかる。


ここは左の東南尾根へ。


岩を食(は)んだ根や、


小広場にある大きな木を見ながら、


急坂を登りつめると、


正面登山道に出る。


ここから直登ルートを登り、


金立山山頂(501.8m)に到着。




しばし、風景を楽しんだ後、


下山にとりかかる。


下山は正現社ルートへ。
このルートは紅葉が楽しめるのだ。


早速現れた黄葉、


虹葉、


煌葉、


紅葉。


展望台からは、


素晴らしい眺め。


雲仙や、


多良山系の山々も見えた。


ここからは遊歩道が「あみだくじ」のように張り巡らされているので、(笑)


紅葉に導かれるようにルートを決めずに下って行く。


立ち止まっては、見上げる。




素晴らしい紅葉。


圧巻の紅葉。


平日ということもあろうが、誰にも会わない。


すべて独り占め。






こんなにも美しい紅葉を見上げていると、


私は宇宙望遠鏡がとらえた天文画像を思い出す。


まばゆいばかりの紅葉と、


宇宙の銀河が重なり合う。


宇宙に抱(いだ)かれているような、至福のひとときであった。
今日も「一日の王」になれました~


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