一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……カキラン、キガンピ、アキチョウジ、タマアジサイなどが咲き始めた……

2015年07月12日 | 天山・彦岳
今日の天気も「雨」の予報だった。
でも、またしても、雨は降っていなかった。
で、またしても、天山に登ってきた。
カスケードくんを背負って、
夏山トレーニングに……

ただ、雨がいつ降り出すか判らない状況ではあったので、
いつでもトレーニングが止められるように、
今回も上宮登山口から登って、
稜線歩きをしたり、
天川登山口へ下りたり、
とにかく負荷をかけて山を歩くことに専念した。
日曜日ではあったが、
天気予報が良くなかった所為か、
上宮登山口駐車場には1台の車もなかった。
前回と同じく、
曇ってはいたが、眺めは悪くなかった。
雲仙も、


多良山系も、


佐賀平野の彼方も、遠望することができた。


毎回そうであるが、
重いザックを背負っての歩き出しが最も辛い。
(しばらく歩くと慣れてくるのだが……)


上宮の池のアジサイは見頃となっていた。


思いのほか鯉がたくさんいる。


4日前は沢と化してした登山道も、今日は大丈夫のようだ。


シギンカラマツや


テリハアカショウマなどを見ながらゆっくり登って行く。


あめ山分岐手前のなだらかな道は、
予測通り、「ハンカイソウの小径」になりつつあった。


蕾も多かったので、しばらくは楽しめそうだ。


まずは、あめ山へ。


私の「午睡岩」からの眺め。
いいね~


チングルマ咲くアルプスに思いをはせる。


(ノイバラだけどね)


イタドリを見ながらゆっくり登り、


あめ山山頂へ。
眺めはまずまずであったが、
風が強く、雨も混じったりした。


あめ山分岐まで下り、
天山にとりつく。

ギボウシなど見ながら登って行く。


しばらく登って振り返る。
今登ってきたばかりのあめ山が美しい。


天山山頂に到着。
カスケードくん、存在感あるな~


稜線はガスっているが、


ここは私の庭みたいなところなので、
ルンルン気分で歩き出す。


本日の天山壁。


稜線散歩を終えると、
こんな道を歩いたり、


こんな池を眺めたり、
4時間ほど山歩きを楽しんだ。
(トレーニングではあるんだけどね)


これまでの3回の天山行で紹介した花、
キュウシュウコゴメグサ、ヤマトキソウ、ホソバシュロソウ、バイカイカリソウ、ホソバノヤマハハコ、ヤマアジサイ、ソクシンラン、クモキリソウ、モウセンゴケ、オトギリソウ、サイヨウシャジンなどは、今回は割愛させて頂くとして、
まずはカキラン。
どこよりも遅く咲く天山のカキランであるが、
やっと開花したカキランを見ることができた。


いいね~


おっ、こちらも咲いている。


これから7月下旬にかけてが、
天山のカキランの開花時期。


蕾も多いので、しばらくは楽しめるだろう。


キガンピや、


ノギランも咲き始めていた。


ヤマサギソウも舞っている。


ミズタビラコが美しい。


サワヒヨドリは開花待ち。


アキノタムラソウが咲いているのも驚いたが、


アキチョウジが咲いていたのには、仰天。


ヤマホトトギスに出逢えたのも嬉しかった。


タマアジサイの蕾を撮影していたら、




なんと玉が割れたものを発見。


こちらにも……


ここ最近、2~3日おきに天山を訪れているが、
刻一刻変化しているのを感じる。
たぶん毎日訪れても飽きることはないであろう。


今日も「一日の王」になれました~


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