一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……いよいよ「春」、まだまだ「冬」、いえいえ「春」……

2015年03月11日 | 天山・彦岳
3月に入ってから、
「いよいよ春かな?」
と思うほど暖かい日が続いていた。

3月7日(土)から8日(日)にかけて、
娘2人と、孫4人が、我が家へ遊びに来ていた。
だから、8日(日)は山へは行かず、
ブログ更新は映画レビューに決めていた。
予定通り、この日は、映画『幕が上がる』のレビューを書いた。

だが、実は、
8日(日)があまりに好い天気だったため、
少しの間、家を抜け出し、天山に登っていたのだ。
七曲峠から登り始める。


雰囲気が良くて美しい登山道を歩いて行く。






稜線に出ると、青空が待っていた。


やはり、山は、いいね~


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


雲仙や多良山系の山々も見えた。


雲仙は、浮島のよう。


多良山系は、マンサク目当ての登山者で溢れているだろう。


佐賀平野も美しい~


脊振山系の山々もはっきり見える。


さあ、下山開始。


彦岳を見ながら下って行く。


孫たちが待っているので、少し急ぎ足。


七曲峠に到着。
往路1時間10分、
復路50分、
計2時間の山歩きであった。
青空が美しく、汗ばむ陽気で、
「春だな~」
と思ったことだった。


ところが……
昨日(3月10日)は雪が降って、気温もグンと下がった。
今日(3月11日)は雪は降らないものの、気温は低いまま。
春はどこかへ行ってしまったみたい。
「再び冬山が楽しめる」
と思い、私は天山へ向かった。

天川集落から少し登った辺りから雪が見られるようになったので、
ここに車を駐めて、歩き始める。


雪はほとんど積もっていなかったが、
山の気温は0度を下回っており、ツララが各所にできていた。


真ん中のツララは、長さが1メートルほどもあった。


ツララを見つけると、なぜだか嬉しい。


小さな滝も氷結していた。


滑らないように気を付けて滝に近寄り、接写。




天川登山口に到着。
今日の登山者は私だけかもしれない。


思ったよりも雪は少なかった。




昨日降った雪が、そのまま残っている感じ。




だが、登山道は凍っていた。


滑滝が氷結したみたいに……


滑らないように気を付けて歩かなければならないけれど、


楽しい。(笑)


今日は一日中「曇り」の予報であったのだが……
外れてくれて嬉しい。


プチ氷瀑を楽しみながら登って行く。




太陽が眩しい。


この滑滝風プチ氷瀑は10メートルほどもあった。


キラキラ。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。
山頂に雪はまったく無かった。


あめ山にも……


下山は、寄り道を楽しみながら……
霜柱が5センチほどもあった。


少し大きな滝を見つけた。




この滝は標高が高い場所にあるので、
大きな寒波が来たら氷瀑になるに違いない。




楽しみだ~


木の根の下から何か出てると思ったら、ツララであった。


これも長さが1メートルほどあった。


面白い形をした根があったので、
写真を撮っていたら、
左端の根の上に、また根が乗っていた。(笑)


ちょっとビックリ。


天山の上部は「冬」だったのに、
厳木ダムまで下ってくると、
そこは「春」であった。


梅の花のトンネルを抜けて行く。


ちょうど見頃を迎えていた。


振り返ると、こんな感じ。


いいね~


ここには四阿もあって、


ここからの眺めが素晴らしい。






周回しながら、いろんな角度から眺める。








紅梅もイイけれど、
やはり白梅の方に惹かれる。








なんだか霧氷のようにも見えて、
白い梅の美しさに、感動を新たにした。


今日は5時間ほど山歩きを楽しむことができた。
今日も「一日の王」になれました~

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