「ブラッシュアップライフ」というドラマが、
今年(2023年)の1月8日より日本テレビ系「日曜ドラマ」枠にて始まった。
主演は民放GP帯の連続ドラマ初主演となる(私の好きな)安藤サクラ。
脚本はカリズムで、
不思議な日常を描くタイムリープヒューマンコメディである。
まだ第1回を観ただけなのだが、
これがめっぽう面白い。
「あーちん」こと近藤麻美(安藤サクラ)は33歳。
地元の北熊谷市役所に勤務する女性で、
実家で両親と妹との4人暮らし。
市役所の窓口でいつものように市民に怒られてはストレスを溜め、
夜は幼馴染の門倉夏希(夏帆)、米川美穂(木南晴夏)の3人で、
ご飯やカラオケをしながら同級生のウワサ話で盛り上がっている。
こんな平凡な人生がこのまま続いていくと思っていた矢先、
麻美は交通事故であっけなく死んでしまう。
気が付くと、麻美は真っ白い空間にいた。
「えっ、死んだ? 噓でしょ?」
困惑する麻美に、死後の世界の案内人なる男(バカリズム)が告げる。
「近藤麻美様ですね。33年間、お疲れ様でした。これから新しい生命にご案内します」
休む間もなく宣告されたのは、人間ではなくオオアリクイだった。
麻美はガッカリするが、
もう一度、近藤麻美として同じ人生をやり直して徳を積めば、
人間に生まれ変わる確率が上がると聞いて、
「だったらそれがいいです」
と、人生のやり直しを選択する。
かくして麻美の人生2周目が始まった……
第1回の内容は大体こんな感じであった。
ストーリーも面白いが、
このドラマは基本「会話劇」で、
この「会話」の部分がとにかく面白い。
〈さすがバカリズム!〉
と唸るほど凄い。
だらだら会話が続いているようで、
それがずっと聴いていられるほど面白く、
(大笑いはしないけれど)クスッと笑える箇所もあり、
脚本が練られていることが感じられる。
そういえば1月7日に放送されたドラマ「ノンレムの窓 2023・新春」も面白かった。
安藤サクラの他にも、
(私の好きな)夏帆、木南晴夏、三浦透子、志田未来などが出演しており、
今後、(私の好きな)黒木華の出演も予定されている。
男優陣も豪華で、
松坂桃李、染谷将太、鈴木浩介、田中直樹、バカリズムなど、
個性あふれる実力派揃い。
今夜(1月15日夜10時30分から)第2回が放送されるが、
今から楽しみでならない。