今日から数日、雪マークが並んでいた。
寒波がやってきたら、氷瀑を見たくなる。
だが、三郡山の「難所ヶ滝」や、英彦山の「四王寺の滝」など、
誰もが知っている氷瀑ではつまらない。
自分だけの氷瀑を、独り占めして眺めたいものだ。
実際、風来坊さんやポンちゃんは、
自分だけの氷瀑探しの記事を掲載しておられて、
読んでいるだけでワクワクさせられた。
私も自分だけの氷瀑を求めて、天山へ向かおう。
そう、“私の天山”(コラコラ)には、大抵のものは“ある”のだ。(笑)
天山で、滝が多く存在するのは、岸川ルート。
今日は、トレーニング(何の?)も兼ねて、麓から登り、
できているかもしれない氷瀑を探しながら登ることにしよう。
朝起きると、
雪の予報だったにもかかわらず、積雪はなかった。
それでも予定通り、支度をして、
スタート地点の「今出川ふるさと公園駐車場」へ向かった。
6:55
「今出川ふるさと公園駐車場」を出発。
彼方に「あめ山」が見えた。
岸川まんじゅうの森上商店前を通過。
7:23
ここから左に入って行く。
しばらく登ると、うっすら雪が見られるようになってきた。
この分岐は、左へ。
復路、右の道から下りてくる予定。
山の上は積雪があるだろうということで、
靴もスパッツも雪山仕様。
途中から、雪が激しく降り出した。
雪山らしくなってきた。
ここから右折して、本格的な登山道へ入る。
急坂が続くので、
今日は、チェーンスパイク(モンベル)を装着する。
冬の低山や、夏の雪渓歩行に使用できる軽アイゼンで、
ブーツの上から靴下を履くような感じで簡単に装着ができ、
全面にスパイク(爪)があるので雪上でも滑りづらく安心して歩行できる。
底の柔らかい靴でも装着できるので、いつもザックに入れているのだ。
装着完了。
8:33
ここから登って行く。
雪に覆われた落葉の上も、滑らずに歩ける。
安心感がある。
“第一の滝”に到着。
ここは、まだ、あまり凍っていなかった。
滝つぼの水が澄んで美しく、
神秘的な雰囲気の滝だ。
“第二の滝”に到着。
「おお~、氷瀑になってる~」
高さは10m以上はある。
正面から。
すごい迫力。
真下から。
いいね~
この滝はあまり期待していなかったのだが、
今日は本当に素晴らしかった。
“第三の滝”に到着。
この滝は期待していたのだが、
氷に雪が積もって、氷瀑に見えないのが難点。
高さもかなりあるのだが、ちょっと残念。
よ~く見ると、氷瀑なのが判るんだけどね~
“第四の滝”に到着。
ここは横長の滝だが、なかなかの迫力。
高さもそこそこある。(笑)
いいね~
この他にも、いくつもの滝があるのだが、危険なので近寄れず。
でも、これだけで十分だよね。
9:22
第一林道に到着。
ここには、フェンスの中に氷瀑のようなものができている。
フェンスがなければ、けっこう美しいかも……
真下からもパチリ。
さあ、登って行こう。
雪が積もっているので、登山道が判りづらい。
注意しながら登って行く。
9:41
第二林道に到着。
この林道もノートレース。
ここからさらに登って行く。
人の足跡はないが、野ウサギの足跡がたくさん。
雪が深くなってきた。
一瞬、陽が差し、雪面に木々の影を作る。
10:04
あめ山分岐に到着。
ここからもノートレース。
上宮ルートも誰も歩いていないようだ。
もうすぐ山頂。
山頂直下は、雪の吹き溜まりができていて、
太もも近くまで雪に埋まった。
10:23
天山山頂に到着。
すぐに吹雪となり、
頬が痛くなるほど冷たい風が吹きつける。
山頂滞在5分ほどで、下山開始。
あめ山を見ながら、ゆっくり下って行く。
10:40
あめ山分岐を通過。
上宮登山口の方へ下って行く。
道が分からなくなるほどの積雪だ。
ふかふかの雪を踏んで下って行く。
1月14日に倒木で通れなかった場所は、
除去されて通れるようになっていた。
その倒木は、道の脇にあった。
上宮の池は氷結し、その上に雪が乗っていた。
池には見えないよね~
この辺りも、かなりの積雪。
11:03
上宮登山口を通過。
軽快に下って行く。
この分岐は直進。
この分岐は右へ。
この分岐も右へ。
往路との合流地点に到着。
ここでGPSの電源をoffにする。
下界に近づくと、積雪はすっかりなくなった。
岸川集落を通過。
道端にもツララが……
13:05
「今出川ふるさと公園駐車場」に到着。
約6時間の山歩きだった。
家から近くの山で氷瀑を見ることのできる幸せ。
これ以上の贅沢はない。
今日も「一日の王」になれました~
【注意】
天山の岸川ルートは、
無雪期は問題ありませんが、
積雪期は注意が必要です。
急登の連続なので、雪で滑りやすく。
滑落の恐れがあります。
山慣れしていない人、
雪山の経験がない人、
長時間の歩行が難しい人は、
積雪期には安易にこのルートを歩かないようにしましょう。