ザ・ファイター
2010年/アメリカ
不可解な後半の‘スタミナ切れ’
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
主人公でウェルター級のボクサーであるミッキー・ウォードは試合の対戦相手のみならず、母親でマネージャーのアリス・ウォードや異父の兄であるディッキー・エクランドや7人の姉妹たちとも‘格闘’しなければならないために正に‘ザ・ファイター’なのであろうし、確かにミッキーの葛藤は途中までは良く描けていたと思う。
警官に対する公務執行妨害などの罪で服役していたディッキーをミッキーが訪ねた時に、ディッキーはミッキーに試合のアドバイスをするのであるが、私の見間違いでなければ結局ミッキーはディッキーのアドバイスではなくてミッキーが当初から考えていた左のボディーブローで勝利したはずである。しかし電話口で試合展開を聞いていたディッキーは自分のアドバイスでミッキーが勝利したと勘違いしている。
本来ならばミッキーはこの時点で兄のディッキーから独立しても良かったのであるが、出所してきたばかりの兄との縁を切ってしまうと二度と兄が立ち直る機会が無くなってしまうと感じたミッキーは、敢えて恋人のシャーリーン・フレミングや父親のジョージ・ウォードの目の前で兄のアドバイスで勝つことができたと嘘をついたのである。その後のスパーリングでミッキーはあっという間にディッキーを倒してしまったことで、ディッキーは自分の想像を超えてミッキーが強くなっていることを実感して、ミッキーは自分のアドバイスで勝ったのではないと知るはずなのであるが、この辺りから物語のテンポが急に早くなり、ディッキーが妙に物分りが良くなってしまい、ドラッグと早々に縁を切って、シャーリーンと上手く話をつけて、最後のロンドンでのタイトル戦ではミッキーはディッキーのアドバイス通りに戦い勝利してしまうという展開は余りにもご都合主義で、それまで保っていた物語の緊張感を完全に失ってしまっていた。どうして後半がこのようにグダグダになってしまったのか不思議でならない。
SMAP月9初回放送後にスマスマ生熱唱(サンケイスポーツ) - goo ニュース
先ほど見て驚いたのであるが、松田聖子と中島みゆきが出演している富士フイルムの
スキンケア化粧品シリーズ「ASTALIFT(アスタリフト)」の「美白スキンケアシリーズ」の
新しいテレビコマーシャル「テニスコート・美白 春」篇に稲垣吾郎が起用されていた。
ジャパネットたかたのテレビコマーシャルにもTOKIOの国分太一が起用された時にも
違和感を感じた。ジャニーズ事務所はもっとタレントのイメージというものを大切に
していたはずだったが、近頃は来る仕事は断らないようになっている。テレビコマーシャル
くらいならばどうでもいいのであるが、KAT-TUNの亀梨和也がスポーツキャスターを
したり、嵐の櫻井翔がニュースキャスターをしたり、V6の井ノ原快彦がNHKの『あさイチ』
という情報番組のキャスターをしているのを見ていると、見ているこちら側が恥ずかしく
なって番組を変えてしまう。それほどの器を持っていない人たちが無理してやっている
ことが誰が見ても明らかだからである。最近は楽だということで誰もジャニーズ事務所を
辞めない上に、だからと言って辞めないタレントたちに特別な才能があるわけでもないから
ジャニーズ事務所としては仕事を選んでいられないのが実情だと思う。