ジョージ・ハリスン リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド
2011年/アメリカ
‘触媒’としてのジョージ・ハリスン
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
ジョージ・ハリスンに関するドキュメンタリー映画であるが、「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」とタイトルが付けられている通りに、‘物質世界’の中でヒンドゥー教に傾倒して瞑想を日課としていた一人の男の葛藤が描かれている。
驚くべきは、「静かなるビートル(Quiet Beatle)」の異名を取っていたジョージ・ハリスンの多彩な交友関係である。まるでジョージは‘触媒’として様々な人々を結びつける。ジョン・レノンとポール・マッカートニーを結びつけてビートルズの結成に貢献したことから始まって、1971年には自ら主催者としてバングラデシュにおいてロック界初の大規模なチャリティー・コンサートを成功させる。1988年のトラベリング・ウィルベリーズの結成もジョージの貢献無くしてはありえなかった。ジョージの‘触媒’振りは留まるところを知らず、ロックとシタールを結びつけて新しい音楽を作り出し、ついには妻のパティと親友のエリック・クラプトンまでも結びつけてしまう。死の2週間前にジョージの病室を訪れたリンゴ・スターが脳腫瘍で入院している娘を見舞うために病室を後にしようとした際に、ジョージが最後にリンゴに放った一言は、死に際であってもリンゴと娘の‘触媒’になろうとするジョージの心意気が感じられ、感動を禁じえない。
ジョージ・ハリスンの生涯を全てを網羅することは当然不可能であり、‘良い人’の面しか取り上げられておらず、それでいいのではあるが演出は‘無難’といったレベルである。例えば、1986年の映画『上海サプライズ』の制作の際に、主演のマドンナの演技に関してのテレビのインタビューにおける「彼女にはユーモアが感じられない」というような歯に衣着せぬジョージの発言も聞きたかった。
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未成年の部員の飲酒を黙認した上で、この部員にセクハラ行為をしたからなのであるが、
内柴は「合意の上だった」と話しているらしい。つまり話を総合すると内柴は、犯す前に
「犯しますよ」と言ったことになる。さすがに金メダルを2つも取っているとやることが違う。