『戦火の馬』 80点

戦火の馬

2011年／アメリカ

ネタバレ

背中の‘白い十字架’について

総合 80点

ストーリー 0点

キャスト 0点

演出 0点

ビジュアル 0点

音楽 0点

　イタリアで撮られた西部劇を「マカロニ・ウェスタン」と呼ぶのであるならば、イギリスで撮られた、ジョーイという名の馬が主人公のこの‘西部劇’を何と呼ぶのかは私には分らないから識者に委ねるとしても、３Dではなくても十分な奥行きを感じさせるヤヌス・カミンスキーの撮影でなければ、前世紀の作品だと勘違いさせるくらいに物語は古風な様相を呈している。
　イギリスのデヴォン州で生まれたジョーイは父親のテッドの意地によって息子のアルバート・ナラコットに育てられることになり、荒れ地を耕せるようにまでなったが、やがて軍馬としてニコルズ司令官に引き取られフランスに連れて行かれる。彼が率いるイギリス軍はドイツ軍と交戦の末、敗れてしまいジョーイはドイツ軍に連れていかれてしまうのであるが、ギュンターとミヒャエルという若いドイツ兵の兄弟の脱走に使われることになる。やがてドイツ軍に発見された２人の兄弟は脱走兵として射殺されるのであるが、逃走先の小屋に隠されていたジョーイは難を逃れ、そこに住んでいたフランス人の少女エミリーに育てられることになるが、蜜月は長く続かず、エミリーが乗馬中にドイツ軍に見つかりジョーイは再び連れ去られてしまう。
　数年間ドイツ軍の過酷な労働を強いられていたジョーイは隙を見てついに逃げ出すのであるが、有刺鉄線が体中に絡みつき動けなくなる。倒れてもがいているジョーイを見つけたイギリス兵のコリンは白旗を掲げながらジョーイに近づき、ドイツ兵のペーターもカッターを持って近づいてくる。この時、背中に白い十字の形をした柵と一緒に有刺鉄線に巻かれていたジョーイはイエス・キリストを連想させ、イギリス人とドイツ人が力を合わせてジョーイを助けようとする行為が、贖罪を償うという思わぬ‘フィクション’を生み出し感動をもたらすのである。念のためにコリンがジョーイを連れて行くことも、その後のジョーイとアルバートの奇跡的な邂逅の物語も最早説明を要しない。

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住んでみないと分らない

大阪府警、また捏造　証拠のたばこ紛失で５０代警部(産経新聞) - goo ニュース

　大阪府警泉南署の交通課警部補の山下清人は事前に自ら飲酒し、基準値以上の数値が

印字された記録紙を用意した上でアルコール検出数値を捏造し、それに基づいて交通切符

や飲酒状況などを記載した書類を作成していたことや、大阪府警八尾署の男性警察官３人

が昨年１０月、事件で押収した木刀の紛失を隠すため、無関係の木刀の写真を貼付した

虚偽の捜査報告書を作成していた事がわかった（因みにこの３人は昨年１０月２１日深夜、

他の警察官を含む計６人で電車に乗った際、つり革にぶら下がったり、 懸垂したりして騒い

だため、男性会社員に１１０番されていた）ばかりの大阪で、またもや大阪府警福島署で

刑事課長だった５０代の男性警部が昨年、強盗強姦事件の証拠品として保管中のたばこの

吸い殻がなくなっていた事に気づき、無関係の吸い殻で代用していた事がばれてしまった。

イギリスの経済誌「エコノミスト」が発行するエコノミスト・インテリジェンス・ユニットによる

「世界の住みやすい都市ランキング」の２０１１年版で、大阪が１２位にランクされていたが、

やっぱりデータ上には現れない、実際に住んでみないと分らないことはたくさんある。