MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』

2014-02-26 23:09:01 | goo映画レビュー

原題:『Kick-Ass 2』
監督:ジェフ・ワドロウ
脚本:ジェフ・ワドロウ
撮影:ティム・モーリス=ジョーンズ
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン/クロエ・グレース・モレッツ/ジム・キャリー
2013年/アメリカ・イギリス

日常生活の中で行使する正義について

 前作『キック・アス』(マシュー・ヴォーン監督 2010年)から3年を経て、11歳だったミンディ・マクレイディは高校生になっている。警察官のマーカス・ウィリアムスの監視の下、普通の女の子として暮らすことに努めている。キスの経験も無く、それまで男性というものを意識したことがなかったミンディはテレビで観た「UNION J」というボーイズグループに一目惚れしてしまう。同級生の男の子とデートをすることになるのであるが、全てクラスの中心人物のブルックの仕組んだ悪戯だった。
 おそらくここにおいて、いわゆる「スクールカースト」の問題が扱われていると思うのであるが、残念ながらあまりにもミンディを演じるクロエ・グレース・モレッツが可愛すぎて「弱者」に見えないのである。
 ヒーローとしてタブーである殺人を犯したことで街を去ることになったミンディも、もちろん自分の代わりに父親を犠牲にしてしまった主人公のデヴィッド・リゼウスキも、まさか「マザー・ファッカー」のクリス・ダミコが生きているとは想像もしていないであろうから、「ジャスティス・フォーエバー」というスーパーヒーロー軍団を解散した後に、日常生活の中で正義を守る方法を模索することになるであろう続編が楽しみではあるが、アス・キッカー( トッド・ハインズ )に、『スーパー!』(ジェームズ・ガン監督 2010年)の主人公であるクリムゾンボルトのコスチュームをさせていたことが笑える。
 クリス・ダミコ(マザー・ファッカー)がヤリたい相手としてスカーレット・ヨハンソンを挙げていたが、それは監督の個人的な好みなのか一般論なのか興味深い。


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森喜朗の「後悔」と「反省」

2014-02-26 21:34:49 | Weblog

森元首相「孫と娘からも怒られている」(日刊スポーツ) - goo ニュース
真央 軽やか反撃「森さん後悔している」(日刊スポーツ) - goo ニュース

 東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は26日夜、BSフジの番組で、

女子フィギュアスケート浅田真央を「あの子、大事なときにすぐ転ぶ」と発言し、浅田から

「森さんは少し後悔していると思う」とやり返されたことについて、「後悔はしていないが、

反省というか、孫と娘からも怒られている」と述べたようだ。広辞苑によるならば、

「後悔」とは「前にした事を後になって悔いること」とあり、「反省」とは「自分の行いを

かえりみること。自分の過去の行為について考察し、批判的な評価を加えること」とある。

つまり森喜朗が言いたいことは、孫や娘から怒られたから「反省」はしているが、自分が

言ったこと自体は間違っていないから「後悔」はしていないと捉えるべきであろう。

このように発言は撤回しても言ったこと自体は間違っていないと根拠の無い自信を持つ

人たちが要職を担う悪しき風潮がはびこりだしている。そういう奴は大抵面白くない。


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