MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『アメリカン・ハッスル』

2014-02-01 23:08:52 | goo映画レビュー

原題:『American Hustle』
監督:デヴィッド・O・ラッセル
脚本:デヴィッド・O・ラッセル/エリック・ウォーレン・シンガー
撮影:リヌス・サンドグレン
出演:クリスチャン・ベール/ブラッドレイ・クーパー/エイミー・アダムス/ジェレミー・レナー
2013年/アメリカ

「ヘアースタイル」に関する考察

 何かと詐欺師のアーヴィング・ローゼンフェルドの「1対9分け」の髪型が話題とされるが、髪型に関して言うならば、FBI捜査官リッチー・ディマーソも自分のストレートヘアーを気にして強いパーマをあてている。つまりそれは、相手を騙して金銭を奪おうとする者と、大きな手柄をたてて組織内でのし上がってやろうと画策しようとする者の、仕事の質は対照的ではあるが、お互いに自分を見た目より良く見せようとする暗喩として機能し、似た者同士であるからこそ一緒に仕事をすることになるのである。
 結局、アーヴィングはシドニ・プロッサーと共にアートギャラリーをオープンさせる。まともな商売を始めるのかと思いきや、扱っている絵画がいくらでも贋作が可能な抽象絵画ということで、どこまで本気なのか最後までわからないところが面白い。


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大谷直子の抗がん剤治療

2014-02-01 00:15:24 | Weblog

信じることの“脳力”:痛みの緩和だけではなく心地良さを増幅させるプラシーボ効果(ワイヤード) - goo ニュース

この記事とは直接関係無い話ではあるが、1月25日のスポーツニッポンに興味深い記事を

見つけたので記しておきたい。「我が道」というコラムで女優の大谷直子の半生が取り上げ

られているのであるが、話題は大谷が患った悪性リンパ腫に関することである。例にもれず

大谷も抗がん剤の治療をしたのだが、以下、その時の様子が描かれた部分の引用である。

「実にラッキーなことに私には何の副作用も出なかった。頭痛もない。手のひらと足の裏が

ちょっと痺れて転びやすくなったことはあったが、他の患者さんに比べると格段に薬で十分

に耐えられた。/1カ月の入院生活の後は通院治療に切り替えた。3週間ごとの抗がん剤

投与をまず7回行った。すると効き過ぎるくらいに効いた。あれよあれよという間に

がん細胞を示す数値も良くなっていった。奇跡的な回復だ。強い薬だったので、体の中

から”毒素”が抜けるには3年ほどかかったが、『死んでもいい』とさえ思っていた私は

無事に生還。『何てついているんだろう』と自分の持っている運に驚いた。」

 この後も驚かされる話は続くのであるが、抗がん剤を投与されて何の副作用も出ない

という体質の人がいることに驚いた次第である。


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