無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

大豆(畦豆)

2008-08-06 07:30:40 | 自然菜園の技術 基本
今日は待望のです。一週間も降ってないと野菜たちにとっては断食に近い状態だったと思います。あーあー良かった。雨に感謝です。

さて、大豆はわかっているだけで5000年以上の栽培歴史があるそうです。そんな大豆が日本の独自の食文化を醤油・味噌・豆腐をはじめ、きな粉、煮豆、打ち豆などでリードしてきたのにはご存知ですよね。

以前大豆は、「畦豆(あぜまめ)」と呼ばれ田んぼの畦で栽培されていました。
大豆にとってはこの田んぼの畦が最高の栽培環境だということは、今も変わらないと思います。それは、、、

大豆の生態と畦の環境がマッチしているからです。

1)大豆の発芽にとって過湿はよくありません。豆が水分を吸いすぎて腐ってしまうからです。その点、田んぼの畦は最適です。また、畦は肥料などで肥えていないのは更に良い点です。

2)花が咲く時期から大豆は、大量の水が飲みたくなります。その頃、畦に伸ばした根は田んぼの水を飲み放題ですから、最高です。

3)種の熟成・乾燥期には、稲刈りも終り田んぼには水はなく、風通しもよく最適です。

また、田んぼのお米にとってもいいみたいです。
大豆の根が畦を守ってくれるので、田んぼ自体の保水力も上がるような気がします。

つまり、大豆を育てるなら、田んぼの畦で一本ずつ植え、のびのび育てるのが一番素直でいいと思います。

もし、畑で大豆を栽培する場合は、以上の大豆の生理を知っておくと何かの役に立つともいます。(※大豆を畑で育てる場合は、応用編をごらんください。)

ちなみに写真は、大豆の新芽です。これを本葉6枚残して取ると枝が増えて増収します。

10月頃に大豆の若い莢を枝豆として食べると、大豆本来の旨みを持った最高の枝豆がご馳走です。

我が家では、自家採種した秘伝(岩手在来)、丹波黒(京都在来)、青バタ(長野在来)の大豆を育てているので、それぞれの風味をまずは枝豆でいただいています。
コメント
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