無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

枝豆と根粒菌の関係

2008-09-06 06:53:58 | 自然菜園の技術 基本
本日、今日は同級生のお父さんの希望で、畑を個人指導するため出張予定。何かお役に立てばいいのですが。

さて、先日友人から自然農法で連作15年の枝豆をいただきました。枝豆は、連作すると実の付きが悪くなり、いわゆる連作障害が出やすい作物の一つです。

枝豆を健全に育てるには、コツがあります。
それは、根粒菌がうまく働き、根粒菌とけんかしないことです。

マメ科の植物には、根っこに根粒菌やVA根菌などが寄生しています。これらの菌が働くことで、枝豆は痩せた土地でよく育ちます。

もし肥料が多い畑ですと、枝豆の樹ばかり大きくなり莢に実がつかないこともあるくらいです。

そこで、枝豆の根につく根粒菌がうまく育ち、枝豆の実の入りが良くする方法があります。(具体的な育て方は、http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/5774a1d6fad686d7d03365ef20336166 参照)

そのポイントは
1)前作に麦などイネ科植物を育てる。
2)時期に適地に蒔く。
3)生育初期に土寄せする。
4)根元を乾燥しないようにする。
5)追肥をしない。
6)田んぼの畦で育てる。

です。
写真の枝豆の根は、見事な根粒菌が目で確認できるほどです。
根粒菌と仲良く育てることが枝豆・大豆の栽培の基本になります。
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