無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

もぐら防除について

2008-09-23 23:07:24 | コメントの公開
●質問
>
> コンパニオンプランツ用のレタスは、芽が出てからの成長が遅く双葉のままで暫く本葉がでてきません。
> 今回は種まき用の土を使い、目が出てから薄い液肥をやっていますが、まだまだ植え付けるには時間がかかりそうです。
>
> ところで、僕が借りている農園にモグラの被害がでてきました。
> 市街地にある農園なのでモグラなど予想もしていなかったのですが。
>
> 僕の畑は被害にあっていないのですが、モグラがでた畑はせっかく育てた野菜と畝がぐちゃぐちゃになっています。
>
> モグラは臭いや振動や薬で防除するようなことを書いてあるのが多いですが、モグラ対策はどのようにされていますか。
> 農家の方はどうされているのでしょうか。
>
> 教えていただければありがたいです。
> 宜しくお願いします。


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そうですか、レタスは双葉から本葉まで結構時間がかかるので気長に待ってあげた方がいいですよ。生育初期に液肥はやたらあげても根張りを悪くする場合があるので、あまり過湿肥料過多にしないほうがのちのち強い苗になりますよ。

モグラですが、3つの対策があります。
1)モグラを回避できる方に、畝の野菜以外の通路やその周りにに落ち葉や
草を敷き詰めたり、ダンボールを敷いたりすると、野菜以外のところに行くので被害が出にくくなります。
2)わなを仕掛けて捕獲する。モグラはねずみと違い縄張り内に1匹しかいないので捕獲すると他のエリアからくるまではいなくなります。
3)裏技ですが、子供用のチューインガムを5mm角にちぎり、モグラの穴に入れておくこと数回。モグラは腸閉塞で死にます。

モグラが出てくるのはまだ粗大な有機物が多く、ミミズの大量発生が原因です。土育てをある程度できたときから有機肥料を少なくしていき多様性に富調和してくると野菜の被害は減ってきます。

モグラが出てくるのは、悔しいですがいい兆候です。いろいろやってみてください。


※ちなみに写真は、日本みつばちが大好きな赤ソバです。今が満開で綺麗です。
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自然養鶏をはじめたい(建設中~)

2008-09-23 22:01:50 | 自然栽培で自給できる想い
本日、すっかり秋らしい今日この頃。

田畑も無事秋分もむかえ、夏野菜から秋野菜に代わりつつあります。


今日は、かねてから建設予定の自然養鶏舎をようやく研修生A君の力を借り建設し始めました。

うちの自然養鶏のコンセプトは『無理・無駄のない養鶏』です。以前はマクロビをしていて動物性のタンパクを絶っていた期間もありますが、元来の卵好きが直らず、家内のお菓子の材料としても無理のない養鶏を模索していました。

近所に養鶏のプロがいることや、合鴨農法をやっている方々がいるのでいろいろ教わりながら、廃鶏&合鴨を今月末から飼うつもりです。

餌も自家農園の草や野菜くず・トウモロコシ・米糠・小麦ふすま・くず米・くず豆などできるだけ自家用で賄えるものにし、飼う鶏の数をその餌の量にあわせようと思います。

そして、先人の教えを活かしながら、ミミズコンポストや、踏み込み温床などとコラボをさせてみたいです。

自給菜園から出る餌や、地域のいらない資材、友人の助けを借り、少しずつ形になっていくのが嬉しいです。

明日は、鶏舎内に近所のキツネ・イタチ・タヌキ・ネコ・トンビ・へびが入らないように古い瓦を埋め込みたいと思います。
コメント (3)
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トウモロコシの自家採種法

2008-09-23 20:11:31 | 自家採種
今日、友人からとてもいい質問が寄せられたので、詳しいことをブログに掲載させていただきます。

【トウモロコシの自家採種法】

1)まず、トウモロコシは最低500m以上(場合によっては5km)他のトウモロコシの花粉が混じらないように隔離するか、花粉が混じらないように人工交配後袋がけが必要です。

2)また、外国産の遺伝子組み換えの可能性があるトウモロコシ(飼料用トウモロコシ:通称デントコーン)からの花粉を受粉しないようにしてください。もし、遺伝子組み換えされた花粉に感染した場合は、自分の種子が翌年その遺伝子の含まれた花粉をばら撒くこと(感染源の拡大)になるので注意が要ります。

3)ただし、雄花の花粉の咲く時期が全く異なる場合は、感染(交雑)する可能性が低いです。(種を採るトウモロコシの時期を周りと変えましょう)

4)トウモロコシが、樹で完全に枯れるまで完熟させます。

5)枯れたトウモロコシを収獲し、皮をバナナのように剥きます。

6)風通しがよく、雨に当たらない日陰につるして完全に乾かします。

7)その後、ばらした種子を封筒に入れ、冷蔵庫で保存します。

来年も良いトウモロコシが収獲できますように~

※ちなみに、今日は来年分のもち米の種籾を収獲しました。(通称:穂抜き)

コメント (6)
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