無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Re: アブラナ科野菜の防虫について

2008-09-13 00:11:13 | コメントの公開
よいご質問ありがとうございます。
僕の経験と多くの畑を見て共通していることは、虫は防除するものではなく、原因を探求し次に生かすことです。つまり、「失敗(虫)から学べ」です。

ちなみに、通っている農業教室ではそのような場合どう対処することを奨められましたか?

畑の条件や環境によっても違いますが、3つのことが予想されます。当てはまるものがございましたら、またメールください。

1)蒔く時期が、早すぎた。このところまだ暑く、コオロギやハムシがまだ多いので、1週間早いだけで虫によって全滅はよくあります。蒔き直して大丈夫だったら、きっと原因は蒔く時期が早かったのでしょう。

2)かけたはずの寒冷遮のしたのすそが空いていたため、虫が侵入した。その虫が逃げられず、そのまま野菜を食べつくした。

3)耕した際に、雑草が混じったりして再発酵し、一ヶ月ではまだ分解されていない未熟な状態だった。もしくは、肥料が多すぎた。
よくあることですが、未熟の有機物ほど虫が多く湧く原因はありません。また、油粕など窒素の多い肥料過多の状態も同じく虫の虫害が多発します。

●「虫はどこにでもいますし、原因があるかぎり結果は同じです。まずは、原因を突き止め、再発に注意しましょう。」


> こんにちは。
>
> アブラナ科野菜の防虫についてご相談します。
>
> 僕は昨年から農業体験教室に月1回ペースで通っており、今年から近所で5坪程度の貸し農園で野菜作りにチャレンジしております。
>
> ナスやトマト、オクラはよく実っているのですが、カブ、大根、小松菜などのアブラナ科野菜はすべて虫に食べられて収穫まで至っておりません。
>
> 農業体験の講師にアドバイスをもらい、耕運・施肥をした上で1ヶ月ほどマルチを被せて太陽光消毒をし、9月からカブと大根を蒔き、メキャベツを植えて寒冷娑で覆いました。
>
> 苗には木酢やにんにくの汁などを薄めてスプレーし、僕としては万全の体制で作業をしたつもりです。
>
> ところが2週間もしないうちにメキャベツは食べられ、カブも虫食いの跡があり成長が望めない状況です。
>
> 竹内さんのような農法は小さな貸し農園では難しく、殺虫剤をできるだけ使用せずに防虫する方法はないかと試行錯誤しています。
>
> よい方法があったら教えてください。
> よろしくお願いします。

ちなみに、写真は金ゴマの開花です。今は全部咲き終わり、ゴマの実が育成中です。


コメント (1)
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