無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

福岡正信師の冥福を祈って、粘土団子を播く

2008-09-22 00:15:25 | 出張菜園教室
本日時々

昨日・今日とオーガニックコミュニティー『シャロムヒュッテ』であづみの自然農塾http://www.ultraman.gr.jp/~sizennou/を行いました。(毎月1回の安曇野自然農宿泊型学習会)

今回は、先月お亡くなりした師匠福岡正信さんの冥福を祈って、みんなで粘土団子を作り、シャロムヒュッテの畑に播きました。

福岡正信さんから粘土団子を教わって早十数年。早いものです。


『粘土団子』とは、多種多様な種子(今回は、米・大根・チンゲンサイ・朝顔・麦・エゴマ・大豆・小豆・インゲン・人参・キャベツ・ブロッコリー・ヒマワリ・メロン・スイカ・南瓜・キュウリ・クローバー・ピーマン・茄子・野沢菜・トマトなど)を無作為に混ぜ、粘土土と混ぜて作った親指第一関節程度の団子です。

福岡さんは生前「人智無用。無為自然に粘土団子(種子)を播くことが地球を救う最善の行動だ」といい、実際ソマリアをはじめ世界各国の広がりつつある砂漠を『粘土団子』で緑化を成功させてきました。

今回、1年振りに粘土団子講習会を行って、大人や子供が粘土と戯れ、あらゆるところにポンポンと粘土団子を播きました。

日頃食べている西瓜や南瓜・トマト・メロンには種子(いのち)が在ります。そのいのちをゴミとして捨てるのではなく、粘土団子(種子)として地球に還す。そんな習慣が世界規模で広がれば、もっと簡単に緑(自然)は復活すると、改めて思いました。

ぼくもできる限り福岡正信さんが教えてくれた粘土団子を多くの人に伝え、実際に播けたらいいなーと思っています。

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凄いノンアルコールワインを飲んでしまった!

2008-09-20 00:36:04 | 日々の自然菜園
本日

実は、今日『信濃ワイン』http://nttbj.itp.ne.jp/0263522581/index.html
に葡萄を収獲を手伝いに行ってきました。

実は、うちの大家さんの妹さんが、『信濃ワイン』の会長夫人で、今日は特別に会長自らワイン倉を案内してくださいました。(写真参照)

葡萄の果汁を一時保管する桶の説明していただいているワンシーンなのですが、一缶6715リットルが10本以上ありました。

そして、生搾りのワインジュースも試飲させていただきました。

それが凄い想像できないほどワインそのものの風味を持ったワインジュースだったのでみんなが大絶賛でした。

発酵させる前の葡萄ジュースなのですが、今まで飲んだことのある葡萄ジュースとは別格でした。熟成したワインからアルコールだけを抜いたような、そんな感じでした。(ちなみに、550cc700円程度とは思えず、お土産に買い込んでしまいました。ネットで購入できるそうです。)


その後、15時まで葡萄の収獲を手伝い、葡萄の自然栽培に想いを馳せた一日でした。

ドライバーの皆様信濃ワインのジュースhttp://www.sinanowine.co.jp/tsuhan1.htm#juce
は絶対飲んだ方が幸せです。
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新規就農のイメージが変わる、広がる。

2008-09-18 12:18:35 | コメントの公開
本日のち
今しがた、第一回目のニンニク定植大作戦を終え、野菜ギフトの収穫し帰宅しました。

ニンニクについては、またの機会に触れますが(カメラを忘れた手前)今日は、最近コメントした『新規就農』について加筆触れようと思います。

新規就農は、新規就職をもじったもの。はじめて農業をする、農業で独立するときに使います。

そして、全国各地で行われる新規就農フェスタのように、各県で独自の就農コースがあり、過疎化地域の復興や、継ぎ手のいない農地継続支援を盛んとしているところです。

多くの人は、サラリーマンのこの世。農業もサラリーマン並の収入を求め、機械化、大規模農業が叫ばれています。

新規農業もその波に飲まれ、一般的にちょっと狭いものになってきています。ところが、各地で、新規就農者の新しい形も生まれてきています。そんな背景を感じつつ興味のある方に以下のコメントを読んでもらえたら幸いです。

************************************
はじめてこの話題『新規就農』について私見を書きます。宜しくお願いいたします。

みんなのカキコを見ていて、人それぞれの新規就農があるのが印象的でした。仕事柄多くの新規就農者の相談や教えをもらっているのでちょっとちがう新規就農が見えてきています。

個人の体験では、千葉と長野県の新規就農制度はハードルが違う感じでした。長野県は就農しやすい県でした。農業の盛んなところではなかなか支援してもらえないようです。

農業の『業』はよく、商業の「業」だから農業でお金を儲けると世間では躍起です。けれど、戦前・戦後の農業を見ても未だ持続できる形で農業を儲けにつなげている方は数多くありません。

>『業』は『ワザ』と読み、農で生きる業(わざ)=農業。商売で儲ける業=商業。だと思っています。


多くの新規就農者で成功している人で、幸せな人は、みんなといっていいほど輝いています。農をもとに、自分を活かして生きているからだと思います。

ある人は、有機農業をウーフ制度で営み、ある人は自然農で自給自足しながら生活し、ある人はコミュニティーに属しながら自分の才能を活かしています。

つまり、新規農業の形は、なにも決まっているのではなく、いろいろ模索しながら、「自分らしい農業経営」や「自給しながら自分の能力で人を喜ばせる」ことにたどり着くと、必要なお金や物や人が繋がるような気がします。


野菜を売り儲けることが得意な方は、儲ける。それだけでなく、自分の魅力を売ることを憶えた人は、お金も幸せも手に入ってきているような気がします。

大なり小なり、農業は、身近ないのちを支える食に携わる仕事。その農業をしながら自己実現できる場とすれば、新規農業はもっと花開くような気がします。

※写真はムクナ(八升豆)の花です。八升豆は、一つの樹から八升ほど取れる亜熱帯性植物。長野でどこまで育つのか、いろいろ知りたくて育てています。

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自慢のエダマメ『奥原極早生』の自家採種

2008-09-18 00:27:12 | 自家採種
本日。日中29℃。まだ残暑厳しいのも嬉しい。
これから来る秋は足早に冬に誘うからだ。

だいぶ枝葉の枯れた自慢の枝豆『奥原極早生』も刈り取りの頃。

友人のうまい枝豆を食べて、ああ~とも思ったが、やはりうちの枝豆が大好きなのだ。今年は、1Lもの枝豆の種を蒔いた。

『奥原極早生』は、とても美味しい品種だ。それだけでなく、背丈が小さく、育ちも早く、実つきもいいことから、4年前からぞっこんの枝豆。

今年は、多くの人にこの枝豆をプレゼントできたことが密かに嬉しい

今年は、枝豆の自家採種にも余念がない。
枝豆の自家採種は以外に難儀させられている。寿命が1~2年と短く、かびやすく、きれいな種がなかなか残せないからだ。

【枝豆の自家採種のコツ】
1)草を丁寧に刈り、風通しよくしておく。
2)葉っぱが刈れ落ち、鈴のように莢のなかの大豆がなるまで待つ。
3)枝豆の地上部を刈り、雨の当たらない風通しのよいところで乾燥。
4)良く乾燥させ、豆がはぜてきたら、叩く。
5)ゴミを掃除し、いい豆を選る。
6)一升瓶で保存。

今年から、改めてこの枝豆を自家採種しようと、静かに想う
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すくすく育つ秋キャベツ

2008-09-17 08:40:45 | 自然菜園の技術 基本
本日
雨が降りそうで降らない、そんな日がここ最近多い。天気予報もほど当らない。
野菜や天気の動きをもっと知りたい今日この頃。

最近秋キャベツの生育がいい。夏キャベツとは違う。
以前師匠に教わったことなど総合してみるとキャベツの生育が順調な共通点がこんな感じだ。

【キャベツの育ちやすい「整えたい」環境】
1)時期と品種を選ぶ
2)根の乾燥を嫌う(草マルチ)
3)初期の充実促進
4)モンシロチョウの多い時期を避ける
5)レタスなどのコンパニオンプランツで混植

秋のキャベツがもっとも育ちやすいので、春蒔きが失敗しても落ち込まずに~
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白菜定植いろいろ

2008-09-15 14:39:36 | 日々の自然菜園
本日降りそう~(降ってくれ~)

さて、引き続き白菜を定植しています。
1週間前にジャガイモ跡地に植えた白菜は元気に着きました。

以前、痩せた土地で白菜がどうしても育てたくて食べたくて、有機農法で白菜を育てたことがあります。

やり方は、簡単でした。定植1週間前に白菜を2列に蒔く予定地の真ん中に溝を掘り、米糠を1mあたり1kg弱埋め込みました。定植後EMボカシを一掴み周りに施し、草マルチをしました。とてもよく育ち、2kg~4kgの白菜が育ちました。

ところが、収穫後保存が効かなかったのは、どれも有機肥料で育てたもので、年明けから溶け出しました。

あまり肥料分をあげずにゆっくり育った白菜は、例年通りミイラのように枯れたので、有機農法の施肥量はは難しいとつくづく思いました。

今回は、初夏キャベツの跡地に白菜を写真のように植えました。
今年は、3パターンの植え方を行い、どれが一番よかったか勉強しようと思っています。

まだ苗が余っているので、余裕があればもう少し植えてみよと思います。

余談ですが、定植白菜よりも直蒔きの白菜がこの頃よく生育しているので、直蒔きで、上手に育てる方法も勉強しようと思います。

ちなみに、株間45×60cm、定植後ボカシ+クン炭を地面の上に撒き、その後刈った草をマルチしたのが写真です。
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アブラナ科の防虫(ハムシ編)

2008-09-14 10:58:44 | コメントの公開
僕と同じですね。以前東京都の日野市で市民農園を借りていたときに同じような現象が発生していました。10年も前の話です。以下●印が参考になれば幸いです。

> 竹内さん、ありがとうございます。
>
>  今朝農園に行ったら、順調に育っていたはずの大根にも虫がついていました。
>  コガネムシがノミ虫サイズになったような奴で、グレーに黒の模様がありノミのように跳んでいました。見える限りは捕殺したのですが、この虫は何でしょうか。
●ハムシです。一般的にはシルバーマルチなどで予防するのですが、原因は、有機肥料のなじみが悪かったり、アブラナ科の蒔く時期が早いとよく発生します。
>
>  コンパニオンプランツについては前から興味があって、今日は図書館で本を借りてきました。帰ってみると竹内さんからメールをいただいており、タイミングはバッチリでした。
>
>  本を見るとアブラナ科にはキク科、ユリ科、アカザ科などの野菜がよさそうで、僕の農園のカブや小松菜や大根などをほうれん草やにんにくと混植しようと思います。
>  間違ってはいないでしょうか。
●間違ってはいないと思いますが、ニンニクは発芽するまでに時間がかかり、まだ植えるには早いのではないでしょうか?お勧めは春菊・レタスなどのキク科の植物をちょっと早めに蒔いておいて、その後となりにアブラナ科を蒔くのが効果的だと思います。

>
>  いろいろ試しながらやっていこうと思います。
>  解らないことはまたメールでお尋ねすると思いますが、宜しくおねがいします。
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Re: アブラナ科野菜の防虫について

2008-09-13 00:11:13 | コメントの公開
よいご質問ありがとうございます。
僕の経験と多くの畑を見て共通していることは、虫は防除するものではなく、原因を探求し次に生かすことです。つまり、「失敗(虫)から学べ」です。

ちなみに、通っている農業教室ではそのような場合どう対処することを奨められましたか?

畑の条件や環境によっても違いますが、3つのことが予想されます。当てはまるものがございましたら、またメールください。

1)蒔く時期が、早すぎた。このところまだ暑く、コオロギやハムシがまだ多いので、1週間早いだけで虫によって全滅はよくあります。蒔き直して大丈夫だったら、きっと原因は蒔く時期が早かったのでしょう。

2)かけたはずの寒冷遮のしたのすそが空いていたため、虫が侵入した。その虫が逃げられず、そのまま野菜を食べつくした。

3)耕した際に、雑草が混じったりして再発酵し、一ヶ月ではまだ分解されていない未熟な状態だった。もしくは、肥料が多すぎた。
よくあることですが、未熟の有機物ほど虫が多く湧く原因はありません。また、油粕など窒素の多い肥料過多の状態も同じく虫の虫害が多発します。

●「虫はどこにでもいますし、原因があるかぎり結果は同じです。まずは、原因を突き止め、再発に注意しましょう。」


> こんにちは。
>
> アブラナ科野菜の防虫についてご相談します。
>
> 僕は昨年から農業体験教室に月1回ペースで通っており、今年から近所で5坪程度の貸し農園で野菜作りにチャレンジしております。
>
> ナスやトマト、オクラはよく実っているのですが、カブ、大根、小松菜などのアブラナ科野菜はすべて虫に食べられて収穫まで至っておりません。
>
> 農業体験の講師にアドバイスをもらい、耕運・施肥をした上で1ヶ月ほどマルチを被せて太陽光消毒をし、9月からカブと大根を蒔き、メキャベツを植えて寒冷娑で覆いました。
>
> 苗には木酢やにんにくの汁などを薄めてスプレーし、僕としては万全の体制で作業をしたつもりです。
>
> ところが2週間もしないうちにメキャベツは食べられ、カブも虫食いの跡があり成長が望めない状況です。
>
> 竹内さんのような農法は小さな貸し農園では難しく、殺虫剤をできるだけ使用せずに防虫する方法はないかと試行錯誤しています。
>
> よい方法があったら教えてください。
> よろしくお願いします。

ちなみに、写真は金ゴマの開花です。今は全部咲き終わり、ゴマの実が育成中です。


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草の中に種を蒔くには?

2008-09-12 23:54:40 | コメントの公開
本日。久々に寝坊した。たまにはゆっくりするのもいいと思った。

さて、前回に続き質問を共有したいと思います。
種を蒔いた後、軽く土を被せて終わる人や、水をかけまくる人が多いが、発芽を揃えたいときは、平らのところに種を蒔き、覆土した後好く鎮圧(手のひらでで抑えるか、足で踏む)することで、種と土がぴったりくっつき発芽がよくなります。もちろん、水をかけずに発芽してきます。

*************************************
> さて、今までわたしは、種から育てた事がありません。
> でも、やってみようと思います。
> ブログを少しずつ少しずつ読ませていただいていますが、
> やっぱり、種から自分で育てたとなると、きっと感動も大きいですよね!
>
> 大根とカボチャを育ててみたいなぁと思っています。
> ・両方とも、今からの種まきで間に合うでしょうか?
●大根は秋の野菜・南瓜は、夏野菜です。九州でも寒さが増すと霜が降りると思います。霜で枯れる野菜は、夏野菜です。
> ・今日刈り取った草を、すぐに土に敷いて良いのでしょうか?
●大丈夫です。なるべくすぐに敷くと、土となじみマルチ効果が高まります。ただ、根っこが復活してしまう草の場合根を直接地面に着かないように、厚く草マルチするか、米糠をパラパラ草の上から降っておくといいと思います。
> ・土の上部はかなりさらさら、下は固くなっているのですが、
> 下のほうまで耕したほうが良いですか?
●今まで畑でなかった庭や、空き地の場合15cmくらい耕すといいでしょう。野菜が育つようになったら、表土5cmくらいの耕しで十分育ちます。
> ・通路(草マルチ)、種を撒く所、通路、と交互にしていくと良いのですよね?
●そうです。
> ・種を撒く所に生えてきた草たちは、土ぎりぎりの所で刈り取る、を続けていったら良いでしょうか?
●種を蒔くところは、ギリギリまできれいに刈った後、表土5cmくらいを耕してあげます。草の根に鍬(くわ)などで根を切ってあげる感じです。あまり大きな根は除去するか、避けて蒔くといいと思います。根で増える宿根草の類(ヨモギ・セイタカアワダチソウなど)の根はきれいに除きます。

ちなみに、うちのソバ畑&エゴマ畑は満開です。
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島ゴーヤの自家採種

2008-09-11 13:49:23 | 自家採種
本日
友人のウーファーさんがうちの畑を見学しに来ました。
あまりに草ぼうぼうの畑から何を得たのか楽しみです。

ちなみに、食べれないぐらい小さなキャベツがたくさんあったので、それで今秋から飼う予定の鶏・合鴨の餌を一緒に仕込みました。

なかなか「ずくがなくて」(信州弁:しっかりできなくて)草ぼうぼうでもそこそこ野菜が育っています。キュウリと一緒に植えた島ゴーヤ【沖縄在来ニガウリ】の種が色づきました。

8年前はじめた見たときは、ぎょっとしたゴーヤの真っ赤な種子も見慣れました。真っ赤な種子の部分は、甘くおやつに最適です。

うちでは、真っ赤な種子をそのまま乾燥させ、保存します。
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