THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

Vmax・Fフォークシール交換、他整備

2007-04-16 21:52:18 | Vmax

先日YSP店に注文した純正部品が揃ったので、Fフォークシールを交換する。
予定では土曜日に入荷の筈、揃ったら連絡をくれるとの事だったのに、連絡無し。メーカーは律儀なので入荷してるだろうと今日引き取りに行ったら、やはり揃っていた。まあいいけど。土曜日に仕事の用事で長電話を何件かしていたので、その時に掛けてくれていたのかもしれない。
Vmaxはセンタースタンドがあるので、車体関係のメンテナンスは非常に楽だ。但し俺のVmaxは超シャコタンの為、センタースタンドを掛けるのが結構大変。いつも10cm位の高さの物にFタイヤを乗り上げてから掛けている。出先では偶然丁度良い物がない限りは掛けれんね。

Epsn3102

センタースタンドを掛けたら、エンジンの下に適当な高さの物を咬ませてやれば簡単にフロントを浮かせる事ができる。
フォークをバラすと、オフロードバイクで極端に汚れたフォークオイルに見慣れている俺からすれば、そのまま使えるのでは?と思う位キレイなフォークオイルが出てきた。

Epsn3092

Epsn3094

フォークエンドボルトは、アウターチューブ内のダンパーロッドに対して締め込まれているので、ダンパーロッドの回り止めをしてやらなくてはならない。Vmaxの場合は二面巾30mmのナットがダンパーロッドにポコッと嵌る仕掛けになっているので、丸パイプの先にナットを溶接してSSTを製作。なんでやたらにパイプが長いのか?っつーと、作業が終了したら分解して材料として使う(仕事の)為。切っちゃうのは勿体無いのだ。あり合わせの物で適当に固定してやった。
オフロードバイク(クローズドコースに於けるスポーツ走行メイン)の場合はかなり頻繁にFフォークをOHする(俺のペースで、オイル交換が月一回・・・レース使用時は1回で交換、フルOHが数ヶ月~1年に一回)のでXR用のSSTは保存版として製作したが、Vmaxではほとんどやらんからなあ。
インナーチューブをスライディングハンマーみたいにしてオイルシールを抜くのだが、プレスがあれば上記の作業はせずともフォークオイルの油圧でオイルシールを抜く事が出来るそうだ。もしかするとラッシングベルトなんかを使えば同じ事ができるかもしれない(やった事無いので保証はしません)。ダンパーロッドのホルダーを使わずにインパクトでやる手もあるのだが、欠点は締め付けの時にトルクレンチが使えない事、完全に共回りしてしまう場合がある事。

Epsn3124

Epsn3126

インナーチューブの上端にビニールテープを巻いてオイルシールリップの傷み防止にしてシールを挿入。フォークシールドライバーなんぞ無くとも塩ビ管でOK。

追記:元々あったVU40(外径が約48mm)の塩ビパイプだと微妙に小さく、リップ部分を叩いてしまう様だったので、近所のホームセンターに行ったついでにVU40同士をジョイントする部品(DV40?)を買ってきた。価格は70円台。外径が約54mmで、VmaxのFフォーク(φ43のモデル)にピッタリ。全国のホームセンターで「Vmax用」として売っている(ウソ)。

ちなみに・・・現在YAMAHAのHPから各車種のパーツリストを参照できるシステムになっているが、今回俺は所有する冊子のパーツリストを見て注文した。確か2000年(間違ってたらスミマセン)に、フロントフォークのダストシールが前方にシールドが立ち上がったタイプに変更された。俺のVmaxは96なので、同時期の国内仕様である3UF4の品番で注文した。

Epsn3123

すると、どうやら部品は他車種の物と統合されてしまったのだろう、ダストシールとオイルシールは異なる品番の物が来た。

Epsn3128

オイルシールは目視では判別不可能だったが、ダストシールは形状も少し異なっていた(勿論問題なく使える)。

ついでにブレーキもメンテしておく。時々見てやらないと、ブレーキダストなんかが固着してピストンが動かなくなってしまう。

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ブレーキレバーを操作してピストンを出したり、手や押し戻し器で引っ込めたりしながらピストンシールに湿り気を持たせてやるのだが、ちょっとボーッとしながらやっていたら「ポコン!」と音がしてピストンがキャリパーから外れてしまった(爆)。エア抜きもしときます(苦)。

デフオイルの交換。デフ・・・てのはディファレンシャル(differential=差動の、という意)の事だが、俺はついこう呼んでしまうものの、実際にはデフでは無いんだな。デフってのは四輪車の内外輪の回転差を調整する為の機構で、脱輪すると浮いたホイールのみが回ってしまう原因を作り出している(なんちゅー喩えだ!?)機構の事である。そんな事みんな知ってるか。スミマセン。
ヤマハはサービスマニュアルではこの「デフ」を単に「リヤギヤ」、「デフオイル」を「シャフトドライブオイル」と表現しているが、それも結構不自然だなあ。「ベベルギヤ」&「ベベルギヤケース」、「ベベルギヤオイル」と呼ぶのが最も相応しいと思っている(bevel=斜めに切る、の意)。

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いつも能書きが多くてスミマセン。とにかくデフオイル=ベベルギヤオイルを交換したのである。俺は紙で漏斗を作って(丸めるだけ)オイルの缶から直接流し込んでいる。

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スパークプラグの交換。先日1本死んでしまい、手持ちのスペア(中古)に交換したのだが、やはりケチの付いたプラグをそのまま使うのは気味が悪い。今回は全て新品に交換した。またもJR8C。

これでVmaxを普通に乗るための整備は完了となりつつあるが、最大の難関、タイヤ交換が残されている。何せ現在履いているのは前後とも確か10年以上前の物だ。前は乗るたびにバーンナウトやMAXターンばっかりやっていて、新品リヤタイヤを500km位で潰したりしていた(爆)。このリヤタイヤは当時からスペアとして持っている由緒正しく歴史ある逸品なのである。
が、暫くこのままガマンの予定。オフロードバイクはガンガン乗ってても、壊さない限りはあまりお金が掛からない。タイヤも安いし、エンジンオイル容量も少ない。単気筒だからプラグも一本だし、OH時の部品代も少ない。2stに乗っていた頃はブレーキパッドが良く減ったが、XRではあんまり減らない。それに比べてVmaxは・・・というか4気筒エンジンのデカいバイクは金が掛かる事を再認識した。当分の間、俺はバーンナウトしません。MAXターンなんぞ以ての外である。ちなみに・・・この記事の最後の写真。タイヤの表面が何となく不自然でしょう? そーです、この時に久しぶりにVmaxのエンジン音を聞き、思わずバーンナウトしてしまったのだ。病気だな、俺。

コメント
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