THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

スポーク張替え

2007-08-18 21:20:15 | XR250

金曜日晩から坂内に乗り込むので、早急にスポークの張替えとタイヤ交換をしなければならない。 ※この記事は帰ってきてから作成

バイクをオフロードメインで使っていると、スポークが錆びたとか折れたとか、リムにクラックが入った等の理由でスポーク組みをする必要が生じる事が多い。俺は既にフロントとリヤ合わせて15本から20本位のホイールを組んだ事がある。ボロいバイクばかり乗っている証拠だという話もあるが・・・。

固着したニップルを回して外すのは大変なので、スポークをサンダーで切ってしまった。

Epsn3781

リヤホイールのスポークは全部で32本だが、実は16本ずつ二種類存在する。長さが少しだけ違うのだ。長い方は、短い方の上に重なる様に組む事となる。

スポークは車種によってストレートタイプの物と、首が90°近くに曲がった物とあるが、XRは前者。
ストレートタイプのスポークは組むのが非常に簡単。何故か? スポーク組みの最初の難関が「仮組み」であるのだが、首の曲がったスポークの場合は順番を考えてスポークをハブへ挿入する必要があるのに対し、ストレートタイプは全くの順不動なのであります。なので首が曲がったスポークは、仮にスポークを1本だけ取り替えたい場合でも全部バラす必要が生じるケースも多いと思われるが、ストレートタイプは1本のみの取替えも可能なのです。
ストレートタイプの欠点は、ニップルが錆びて固着した時に、ニップルを回せなくなるところ。スポークが共回りしてしまう。

最初にハブにスポークを全て差し込み、リムのニップル穴の方向を確認しながらニップルを軽く取り付ける。

Epsn3782

Epsn3783

スポークのネジ部分がニップルにちょうど隠れる所までニップルを締めこむ。

Epsn3785

車種にもよるが、XRの場合はここまで締めてもまだスポークが張った状態にはならず、ハブはガシャガシャと遊ぶ状態。ニップルをプラスドライバーで均等に締めこんで(1回転ずつとか)ハブが遊ばない状態にする。

Epsn3786

この時、大抵の場合ニップル何本かに1本の割合(規則的に)とかでスポークが張った状態となり、残りはまだ遊んでいるので、遊んでいるニップルも均等に締めてしまう。
この状態から振れ取りをしていくのだが、少なくとも新品スポークと新品リムの組み合わせの場合、この時点でかなり振れは少ないはず。本来はバランサーなどに載せて振れ取りするが、フロントフォークやスイングアームにセットすれば充分。緻密にやる場合はダイヤルゲージを使うらしいが、針金などで振れを見ればOK。俺のショボイ経験上では縦振れ(ホイールに対してアクスルが偏心した状態)は結構気になるが、横振れはあまり気にならない。また、リムは棒状の材料を丸く曲げて溶接しており、溶接箇所は極端な表現をすればそこだけ尖っている(リムが雨だれのようなカタチになっている)ので、溶接箇所のニップルは強く締めて矯正してやる必要がある。

いつもは丁寧に組んでも2~3時間位で作業終了するが、今回はリムが既にガタガタに歪んでいるので、マジメにやる気も起こらん。1時間チョイで完了。
毎年出ている坂内2DAYSのマシン準備で、どうにも自分の手が廻らずに他のメンバーがホイールを組んだ事があったが、初めてやる割りにやたら早く終わっていたので、「振れ取りはやった?」って聞いたら、「イヤ、普通に締めただけ」っつー事があった(爆)。ところが、走ってみてもオフロードだとほとんどワカランのですよ。俺は新品リムの場合は振れが1mm位になるまで頑張るが、今回のようにガタガタの中古だと振れ取りのやりようが無い。

新品タイヤと古タイヤ、全く別の物質の様な手触り。外径も恐ろしく違う。

Epsn3789

それにしても練習走行に新品タイヤをおろすのは勿体無いなあ・・・。

Epsn3791

17日晩から18日の坂内の練習風景は、後日・・・。

コメント (2)
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