この件に携わった方とご近所さんへの報告、自身の胸へ刻むための覚え書きも兼ねて。
平成20年3月4日火曜日、実家を売却、決済完了。
何故にこのタイミングなのか・・・と思うような様々な事象が重なりつつも、それなりにスムーズな取引が出来たのは助かった。
まあこの先まだまだ俺には怒涛の日々が続くのだが。
俺は徳川家康生誕の地にて産まれた。その直後にオヤジの転勤で金沢へ。3歳ごろ一旦故郷へ帰り、またすぐに埼玉へ引越し。茶畑に囲まれて暮らすも束の間、幼稚園年少の7月に青森へと移住。市内で一度引っ越した後、今度は静岡へ・・・。
静岡で一年過ごしてから故郷に帰ってきたのは小学校4年生の時だった。
俺の独特の性格(?)はこの幼少期に於ける度重なる引越しによるものだと思っている。
その後の様々な出来事により、どうにも実家の存在に対して疑問を高まらせると同時に、執着心も高まってゆく。
再び実家を離れたのは結婚する時だったので、各地を転々とした割にここでは長期間暮らした事になる。
徳川家康、実家から至近距離の日本人初のF1ドライバー中嶋悟、狩人、岡村孝子、冨田勲、天野ひろゆき、備前屋の「あわ雪」、八丁味噌(カクキュー・まるや)、レッドバロン、花火、墓石、オリバー、栄屋乳業、大樹寺、滝山寺、桜並木・・・。
俺がさも関係者であるかのように自慢にしている有名人、銘産品、企業、史跡は数多い。
俺はその故郷を手放した。
すまん、オヤジ。すまん、オフクロ。