俺は物心付いた頃からネコが好きなんである。
動物は何でも好きなのだが、ネコだけは特別。
幼稚園に上がる前くらいに犬を飼っていたけれど、子供の頃の俺にとってはちょっと怖かった記憶がある。ネコなら吠えたりしないから、可愛がり易かったってのもあるのだろう。
この犬、俺の記憶の中で「ある瞬間」から忽然と消えている。
オフクロが亡くなってから、過去の出来事を頭の中で整理していて気になってしまい、2才上の姉貴に聞いてみた。すると驚くべき答えが・・・何と、引っ越しのときに保健所に連れて行ったのだそうだ。あ~あ、全然知らなかったなあ。
さてさてその後、そんな俺がネコ好きとなる決定的な出来事があった。
俺が小学校3年生の時。そう、長女と同じ歳の時の事だ。
学校帰りに途中の文房具屋で道草喰ってると、自転車の前カゴに子猫が入れられているのを見つけた。
4年生か5年生くらいの女の子の自転車のようだ。
「このネコ、かわいいね~」
と女の子に声を掛けると、
「あげるっ!!」
とイキナリ押し付けられてしまったのだ。
ビックリしたけれど、そのまま連れて帰ることにしたのである。
余談だが、街行く女性にいきなり「お茶しませんか」とか声を掛けるよりも、ペットを連れた女性に、そのペットをダシにして声を掛けた方が楽しくお話が出来る。
ネコを押し付けられた瞬間、俺は男としての生き方を学んだのである。
稚拙な方法ではあるものの、効果は高い。彼女のいない方は是非お試し下さい。ヒヒヒ
まあ俺は、街行く女性にイキナリ「お茶しませんか」なんて声を掛けられないのであるが・・・。
それはまあいい、ネコだ。
普通なら家に連れて帰ると、母親あたりに「捨ててきなさい!」と怒られるのがお決まりのストーリー。
ところがネコ好きのオフクロによってあっさりと受け入れられる事になったのであるよ。
この時から俺のネコクレージーは爆発し、学校でも超ネコ好きとして有名になっていった。
このネコは俺が6年生の時に突然いなくなってしまった。毎日メソメソ泣いてたなあ。
その後、中学1年の時にマルチーズを飼いはじめた。
この犬は10年以上飼って可愛がっていたので、自分がネコ好きである事も忘れてしまっていた。
いやあ、もちろん犬も好きなのだけど・・・。
その後、また俺とオフクロとネコの、忘れられないエピソードがあるのだが、また今度。
左サイドバーにネコのブログパーツなんぞ貼り付けてしまったのでお試し下さい。
途中でパソコンの前で寝てしまうと、こうなります(爆)。