THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

FIRE FIGHTER FIRE BLOWS

2014-09-30 21:01:09 | チョイ毒エッセイのようなもの

口数が多いと、不要な言葉を発してしまう危険が増える。

ペラペラと喋っているうちに、つい出てしまった言葉を引っ込めることはできない。多量の言葉を発する中で正確な発言をするためには、頭脳をかなり高速回転させなければならない。そういった意味で、テレビで喋っている人たちを、とてもスゴイなあと思う。失言の多い人は叩かれる。俺はキツい発言が多いので、すぐにスタジオからつまみ出されそうだ。

自分が自分で口が減らない部類である事に気付き始めたのは、小学校5~6年のころ。それ以来、苦労しながらも「言葉を引っ込める事」を意識してきたつもり。

今現在は「職人」という黙々と作業をこなす存在であり、また逆に、言葉を使って人の心に入り込む「営業」という存在でもあり、そして言葉だけではないオーラを発っするべき「ボス」でもある。ここ数年は、とにかくこの切り替えに苦労している。

俺がこのブログに社会ネタや時事ネタをあまり書かないのは、不用意な発言から誤解を生んでしまうのを避けるためという理由が大きい。

もちろん、社会ネタや時事ネタを知らないとか興味が無いわけではない。実際には新聞やらニュースには極力目を通すようにしているし、それらの情報に対して、色々な事を感じ考える。どんな事件や問題でも自分なりの意見はある。しかし、一点の曇りも無く100%言い張れるような強い意見を持っているような事は、正直なところ・・・まず無い。99%くらいの自信を持って発した意見でも、残りの1%を突っつかれると返答に窮してしまうし、それに対応できるような話術や表現力も持ち合わせていない。

脆い部分を突っつかれてアワワ・・・となってしまうというのは、如何に本心から願っていることであろうと、傍目には薄っぺらなヤツと思われてしまうという事だ。どんなに素晴らしい意見を持っていようと、それを表現する力が無ければ、人から見たら、意見を持っていないのと同じ事になってしまう。

 

さてさて。

昨今の天災をテレビやラジオ、新聞、ネットで目にするたびに思うこと。それは、「もしも今の職に従事していないのならば、消防隊員になりたい」ということだ。

尤も、今の職は俺にとって天職であると思っているので、俺が消防隊員になるというのはありえないこと。つまりこれは、先の「薄っぺらな」云々というモノに相当する。

先日、「ブラック企業を撲滅する会」的なトコとニアミスがあり・・・ゴニョゴニョ(笑・・・あくまでニアミスね)、もちろん基本的な部分は正しいと思うのだが、とても違和感を感じてしまった。言っとくが、ウチはブラック企業だよ(笑・・・しかも社員募集中ヒヒヒ)。

そもそも、仕事の内容を数字化して、そして「見える化」するためには、確かに労働時間はもっとも指標になりやすいものの一つ。これの反対が能力給というものだが、営業マンでいうところの「売上グラフ」を重視しすぎると、困ったことが起きる。つまり、100円しか買わなかったお客さんよりも、100万円買ったお客さんの方が、「いいお客さん」になってしまう。そして、それを基準にしてリストラしていくと、結果として「血も涙も無い利益追求集団」が出来上がる可能性がある。

だからと言って、拘束された時間の給料は全てよこせ、一定以上の残業は不当だ・・・というのも変だ。それをそのまま実現化すると、収入の無い会社に就職して、何も貢献しないままに160時間分の給料を請求することにもなりかねない。給料をもらうのは当然なんだけど、生産がなければ給料をもらうどころではないよね。

 

俺が消防隊員になりたいと思うのは、もちろん人命救助や、家族の元に帰りたいと願っているであろう亡骸を一刻も早く探し出したいという気持ちからなのだが、正確にはちょっと違う。

それは、自分の気持ちと一致した職務を全うする事が、最も自分が望む姿であると思うからである。たとえ自分の身を削ろうとも。

仕事を「単なる収入を得るための手段」と考えるのも間違いではないが、俺は自分が望んで動くような仕事がしたい。もちろん今も、そうした仕事をしている。仮にも経営者であるので不当労働の治外法権ではあるが、仮にどこへ行ったとしても、そういう仕事がしたい。

 

先日、骨折中な正吉君のテンション向上のために、ヘルメットを購入。

写真では写ってないけど、ギブスはそのまんま。

 

んが・・・。

帰宅後、何となく箱を見たら、ガ~ン!!! サイズが違う!!

 

店内で試着してサイズ確認した後、色を選択した。確かにお店ではサイズ選択の相談をしたが、現物を手にとってレジで手渡したのは・・・俺だ。

懺悔とともに自分で店に行かなければならないと思っていたら、宅急便で取り替えてもらえた。

俺ならば「アンタが間違えたんだから、店まで持ってこい!!」と言っているはずだから(笑)、恐縮することしきりである。確かに、ヘルメットやウェアは、サイズが間違っている時点で全く機能しないわけなので、職業使命を感じてもらえたのだろうか。

歯の浮くようなお世辞を並べるよりも、俺はこういったことを本当のサービスと感じる。

そんなワケで、ダートフリークさん。良いお店です(爆)。

コメント
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