本番車…と大見得を切ったけど、チャイルドクロスの場合はほとんどカスタムできないので、普通に整備するだけね。
前の記事と時が前後しちゃうけど、一応記録として。
仮に年間15戦出場するとして、1レースあたり練習走行10分、2ヒートを各10分だとすると、1戦あたり30分走行。
いつもの週末の練習は、1日で2時間から3時間くらいの走行なので、本番にしか使わないマシンは1年使っても3日練習走行したくらいの負担で済むことになる。
コケて壊したりしなければ、レース前にいちいち重整備をする必要はなくなるだろう・・・という甘い考えなのだ(笑)。
スペアのTT-Rは、完全に部品取り状態になってしまっていた。
以前、レースの当日に1号車のスイングアームにクラックを発見したので、持参していたスペアマシンからスイングアームを移植。それっきり放置というわけ。
その他、そのままでは乗れない細かい問題とかもある。
まずは先日バラした際に発覚した、フロントフォークのインナーチューブの曲がり。

ダメ元で万力で咥えてハンマーでブッ叩いたら、使用に耐えうるくらいに修正できてしまった。まあ、中に油が入っているわけでもないので、こんなもんで大丈夫だろう。
その後で部品代を調べたら、何とインナーは完全Assyでしか出ず、1本\13000くらいの価格だった。
カラーを固定しているスプリングピンを抜けば、完全にバラす事ができる。
ちなみに下に敷いているのは、俺が若い頃に着ていたトラサルディのポロシャツ。俺が大学生だった4年間はちょうどバブルの4年間で、DCブランドとかが流行った。
俺は当時は貧乏なりに割とオシャレな方で、スーツに中折れ帽とか被っちゃうくらいだった。バイクに乗るときは、わざわざ着替えたりしていたな。
それが現場系の仕事に就いてからは、バイクで通勤していたこともあり、オシャレな服を着る時間は激減してしまった。30過ぎからは丸一日作業服で過ごす事が多くなり、独立してからは休みなく働いたので、私服を着る事もなくなってしまった。
昔着ていた服がタンスの奥に眠っており、今やウエスとして活躍しているのである(笑)。
さらに余談だけど、俺はバブル世代なので、いまだにポロシャツの襟を立てる。あと、ネクタイの結び目! 今やネクタイの結び目は大きめにするというのが当たり前に変わっており、バブル世代の俺は今でも違和感を感じてしまうのだ(笑)。
まあいいか(笑)。
スペシャルフロントフォークの完成。

見た目重視なだけで、中身はノーマル。KYBでもBABANA SHOXでもないよ。馬場兄弟は今シーズンから体制が変わるみたいだけど、変わらず応援するぜ。
スペアのTT-RのリヤサスはGYTRの大人用のスプリングに変更されており、正吉君では硬すぎるのでノーマルに戻す。

サスが小さすぎてスプリングコンプレッサーが使えず、新たにM6の寸切りボルトを曲げて使ってやった。
次にフレーム。
燃料タンクのブラケットが強く押し込まれてしまっている。

以前から何でだろうと思っていたんだけど、分かった。転倒してハンドルストッパーが千切れてしまっている。この状態でコケてハンドルがフルロック状態になると、フロントフォークがここに当たるのだ。
何とか修正できないものかと頑張った。しかし完全に修正するには至らず、諦めてブラケットを一旦切断してしまった。

スイングアームはクラックを溶接して、在庫のウレタンで塗装。

シルバーのメタリックが粗いタイプで、塗装するのがメッチャ難しい。俺のテクニックではイマイチな仕上がりとなった。
ピボットのブッシュを交換しようとしたんだけど、メッチャきつく圧入されており、また外周のカラーの部分が薄いので、上手く取り外せない。
どうにか片方はやりきったが、もう一方は諦める事に。
スイングアームピボットにはベアリングが入っているわけではなく、常にこすれ合って動いている。ピボットシャフトのセルフロックナットが緩みやすく、何度も締めなおしているうちにバカになってしまうので、ナット&シャフトを交換した。
サイレンサーがかなり曲がっている。

左が練習車で正常なもの、右が本番車で曲がった状態。
マフラーはエキパイからサイレンサーまで一体で、サイレンサーの付け根あたりで曲がっているのと、サイレンサーのステーが曲がっているのに加えて、フレーム側のサイレンサーステーも曲がっているようだ。一つ一つを見てもほとんど異常が無いのに…。
サイレンサーを外してブッ叩いたり、フレーム側のステーは一旦サンダーで切り込みを入れて溶接しなおしたりして、苦労して修正。
チェンジペダル。
この車両にはキタコかなんかの可倒式ペダルが取り付けられていたんだけど、シフトアップする時にクランクケースカバーに当たってしまう。曲げてみたんだけど、それにも限界ってものがある。
仕方がないので、TT-Rのノーマルペダルを切断して、可倒式ペダルの先っちょを溶接した。

この可倒式ペダルの先っちょは、拾ったもの(笑)。折れたのレバーの先っちょとかは拾って集めているのだ(笑)。
バイクを整備する上で、溶接などの金属加工や塗装をしたり、デカールを作ったりするたびに、「ああ、看板屋でヨカッタ!!」と思うのである(笑)。
まあ、TIGはバイクをイジりたくて導入したようなもので、今では逆に仕事に役立っているという感じかな。
TT-Rはブローバイからのオイルの流出で、メインエアジェットが詰まりやすい。

コケるとすぐに詰まっちゃう。
時々掃除してやると、スロットルのツキが良くなる。
あと、4stのキモのタペットクリアランスを調整して終了!

あとはホイールの振れとりとタイヤ交換かな。
前の記事と時が前後しちゃうけど、一応記録として。
仮に年間15戦出場するとして、1レースあたり練習走行10分、2ヒートを各10分だとすると、1戦あたり30分走行。
いつもの週末の練習は、1日で2時間から3時間くらいの走行なので、本番にしか使わないマシンは1年使っても3日練習走行したくらいの負担で済むことになる。
コケて壊したりしなければ、レース前にいちいち重整備をする必要はなくなるだろう・・・という甘い考えなのだ(笑)。
スペアのTT-Rは、完全に部品取り状態になってしまっていた。
以前、レースの当日に1号車のスイングアームにクラックを発見したので、持参していたスペアマシンからスイングアームを移植。それっきり放置というわけ。
その他、そのままでは乗れない細かい問題とかもある。
まずは先日バラした際に発覚した、フロントフォークのインナーチューブの曲がり。

ダメ元で万力で咥えてハンマーでブッ叩いたら、使用に耐えうるくらいに修正できてしまった。まあ、中に油が入っているわけでもないので、こんなもんで大丈夫だろう。
その後で部品代を調べたら、何とインナーは完全Assyでしか出ず、1本\13000くらいの価格だった。
カラーを固定しているスプリングピンを抜けば、完全にバラす事ができる。
ちなみに下に敷いているのは、俺が若い頃に着ていたトラサルディのポロシャツ。俺が大学生だった4年間はちょうどバブルの4年間で、DCブランドとかが流行った。
俺は当時は貧乏なりに割とオシャレな方で、スーツに中折れ帽とか被っちゃうくらいだった。バイクに乗るときは、わざわざ着替えたりしていたな。
それが現場系の仕事に就いてからは、バイクで通勤していたこともあり、オシャレな服を着る時間は激減してしまった。30過ぎからは丸一日作業服で過ごす事が多くなり、独立してからは休みなく働いたので、私服を着る事もなくなってしまった。
昔着ていた服がタンスの奥に眠っており、今やウエスとして活躍しているのである(笑)。
さらに余談だけど、俺はバブル世代なので、いまだにポロシャツの襟を立てる。あと、ネクタイの結び目! 今やネクタイの結び目は大きめにするというのが当たり前に変わっており、バブル世代の俺は今でも違和感を感じてしまうのだ(笑)。
まあいいか(笑)。
スペシャルフロントフォークの完成。

見た目重視なだけで、中身はノーマル。KYBでもBABANA SHOXでもないよ。馬場兄弟は今シーズンから体制が変わるみたいだけど、変わらず応援するぜ。
スペアのTT-RのリヤサスはGYTRの大人用のスプリングに変更されており、正吉君では硬すぎるのでノーマルに戻す。

サスが小さすぎてスプリングコンプレッサーが使えず、新たにM6の寸切りボルトを曲げて使ってやった。
次にフレーム。
燃料タンクのブラケットが強く押し込まれてしまっている。

以前から何でだろうと思っていたんだけど、分かった。転倒してハンドルストッパーが千切れてしまっている。この状態でコケてハンドルがフルロック状態になると、フロントフォークがここに当たるのだ。
何とか修正できないものかと頑張った。しかし完全に修正するには至らず、諦めてブラケットを一旦切断してしまった。

スイングアームはクラックを溶接して、在庫のウレタンで塗装。

シルバーのメタリックが粗いタイプで、塗装するのがメッチャ難しい。俺のテクニックではイマイチな仕上がりとなった。
ピボットのブッシュを交換しようとしたんだけど、メッチャきつく圧入されており、また外周のカラーの部分が薄いので、上手く取り外せない。
どうにか片方はやりきったが、もう一方は諦める事に。
スイングアームピボットにはベアリングが入っているわけではなく、常にこすれ合って動いている。ピボットシャフトのセルフロックナットが緩みやすく、何度も締めなおしているうちにバカになってしまうので、ナット&シャフトを交換した。
サイレンサーがかなり曲がっている。

左が練習車で正常なもの、右が本番車で曲がった状態。
マフラーはエキパイからサイレンサーまで一体で、サイレンサーの付け根あたりで曲がっているのと、サイレンサーのステーが曲がっているのに加えて、フレーム側のサイレンサーステーも曲がっているようだ。一つ一つを見てもほとんど異常が無いのに…。
サイレンサーを外してブッ叩いたり、フレーム側のステーは一旦サンダーで切り込みを入れて溶接しなおしたりして、苦労して修正。
チェンジペダル。
この車両にはキタコかなんかの可倒式ペダルが取り付けられていたんだけど、シフトアップする時にクランクケースカバーに当たってしまう。曲げてみたんだけど、それにも限界ってものがある。
仕方がないので、TT-Rのノーマルペダルを切断して、可倒式ペダルの先っちょを溶接した。

この可倒式ペダルの先っちょは、拾ったもの(笑)。折れたのレバーの先っちょとかは拾って集めているのだ(笑)。
バイクを整備する上で、溶接などの金属加工や塗装をしたり、デカールを作ったりするたびに、「ああ、看板屋でヨカッタ!!」と思うのである(笑)。
まあ、TIGはバイクをイジりたくて導入したようなもので、今では逆に仕事に役立っているという感じかな。
TT-Rはブローバイからのオイルの流出で、メインエアジェットが詰まりやすい。

コケるとすぐに詰まっちゃう。
時々掃除してやると、スロットルのツキが良くなる。
あと、4stのキモのタペットクリアランスを調整して終了!

あとはホイールの振れとりとタイヤ交換かな。