THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

猫の想い出、猫のいる暮らし

2017-10-03 08:39:04 | チョイ毒エッセイのようなもの
そうそう、「モッコちゃん」だった。

亡きオフクロが最後に一緒に過ごしたネコの話。
長女が名前を覚えていた。

このブログを始めるよりも前の事だが、仕事場に5~6匹の猫が出入りしていた。仕事で使う材料の名前をネコの名前にして、ペンキ、セメン、アルポリ、トタン・・・といった具合に名付けていた。

やがてその中の1匹が工場内で子猫を産んだ。
スレート葺きの工場の外壁と室内の石膏ボードの間に子猫が落っこちることがちょくちょくあり、酸素アセチレンバーナーで支柱のH鋼を切断して救出したことがある。
そのネコが「モク」。

オスだと思って実家に連れて行ったら、その後メスだと判明して、モクではなく、モッコちゃんになった。

この頃のオフクロは、入院こそしてなかったものの、ガンに侵されていた。
ネコ好きだったオフクロへの特効薬としてモク改めモッコちゃんを連れて行ったのだが、オフクロの返事は「育てられないから連れて帰って」であった。

俺は俺で、この頃は起業した会社が上向きで、オフクロに向き合っていられる状態では無かったというのが正直なところ。その日は無理やり猫を置いて帰ったら、翌日俺に電話をかけてきて。

「この子はスジがいい」。

何も教えなくても自分で場所を選んで大人しく眠りにつき、トイレも一回で覚えたとのこと。
俺はそれを聞いて安心し、オフクロをネコに任せて仕事に没頭するのだが・・・。

・・・。

俺が小3の時にもらってきたネコがどっかに行ってしまい、しばらくしてマルチーズを飼い始めた。マルちゃんとは10数年一緒に暮らしたかな。
その後、ネコ好きのオフクロは「やっぱりネコがいい」といって、在所に住み着いた野良猫が産んだ子猫の1匹を貰ってきた。
野良出身だと短命に終わってしまう事も多いようで、2年くらいで風邪をこじらせて死んでしまった。オフクロはまたすぐにどっかでネコを貰ってきて飼い始めた。俺はこの辺りで実家を離れたと思う。

チャチャが逝って4か月ほど。
その後いろいろ考えて、子どもたちとも話をして。

俺は極度の右脳型人間なので(笑)、直感をとても大切にするんだけど。
キジトラ派の俺が珍しく、クロネコを見て「あっ、この子!」と思ったのだが、先約がいて他の家に貰われていってしまった。
ところがその里親先で色々あったようで、まさかの出戻り。
1ヶ月近いラグを経て、我が家に来ることとなった。

ベル君。

しっぽがチャームポイント。

またみんなで大切な時を過ごそう。
コメント
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