ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

エイジ(重松 清)

2021年10月03日 | 国内ミステリー

重松清の「エイジ」を読んでみた。

理由は、オリンピック中に、読売新聞に重松氏のコロナの中での、
オリンピック開催についての文章が載っていたのだが、その文章に、
魅力を感じたせいだ。

細かい内容は、はっきり思い出せないが、客観的とも言えるし、
妙に、感動をあおるでもなく、批判的でもないような文章だったと、
記憶している。

そのあとに、この「エイジ」を読んで、ますます、不思議な印象を
持った。

従来の、青春小説とは、感動的だったり、さわやかだったり、
逆に、暗いものであったり、ある意味、色がはっきりしていたのが、
重松氏の小説は、ちょっと、そになにはっきりは、色を付けられない、
でも、それが、本当のところじゃないかと言っているかのようである。

別の作品を読むかどうかは、ちょっと、わからないが、
たまには、ミステリー小説から離れるのもありかも知れない。

この作品は、山本周五郎賞受賞作とのことだ。

 


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