過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

時を遡る駅弁のように

2016-03-16 17:05:00 | 美味しい食
かつて親族の一人が得意にしていた、烏賊飯。レシピの再現に知恵を貸したお礼に、年長者から沢山、届きました。
北海道は函館本線、森駅の駅弁「もりのいかめし」は、丸々した飯詰め烏賊が二つか三つ、ころんっと入っていたように思います。
郷土料理に、ささやかなおかずを添えて、長旅にでる家族を送りだした時代もあったことでしょう。そんな気持ちで、調えてみました。



○こヤリイカの烏賊飯
○縮みほうれん草の胡麻和え
○舞茸の甘辛炊き
○明太里芋詰め 竹輪の磯辺揚げ →作る★
○ちょい甘のたまご焼き
○豚汁
○茎焙じ茶

[作る]
1)里芋は柔らかく茹で、皮を剥いて裏ごす。皮を剥いだ明太子、昆布酢と擦り混ぜ、スプレッドにする。
2)竹輪にスプレッドを詰め、青海苔で磯辺揚げにする。

★明太里芋スプレッドは、糸こんをあえても、うどんを和えても使えます。明太子だけでは辛い、あるいは魚卵すぎる(笑)場合に使えます。
明太子を控えめにして、幼児食にも。


■ほうれん草の胡麻和え、舞茸の甘辛炊きは、以前紹介した「食べれるおぼろ昆布のうつわ」に、基底部をもりつけています。
食す時には、しっとりして好評です。

■烏賊飯の思い出
私からは、だいぶ世代の離れている親族の得意料理で、一代上の方達には人気だったそう。
もりのいかめし程、味が強くはなく、なにか甘い香りがして、さっぱりとした後口があったことを、朧気に覚えています。
烏賊飯といえば、餅米とうるち米を1:2程であわせて、真いか(スルメイカ)に詰めて、熱湯で15分煮てから、醤油&ざらめの煮汁で更に15分ほど煮る、と公開されています。

どこか中華料理を連想させる香りの思い出から、生姜と、スターアニス(八角)か五香粉を使っているのでは?、と提案しました。あ、満州帰りの兄弟が旦那さん方にいたはず!と、声が上がりました(微笑)。
柔らかかったの……という年長者の声に、真いかでなくて、ヤリイカではない?と、提案しました。

作ってくれました。懐かしかった、というのだから、的外れでは無かったのでしょう。やはり、ここでも、食は時を遡るパスポートでした(ニッコリ)。


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