過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

春の節分:二つの季節が出合う食卓

2018-02-04 15:15:00 | 日いづる国の伝統食
春の節分といえば、冬と春の二つの季節を分かつ日です。
実のところ、大寒から続く寒さは続いています。東京は前日、積雪でした(笑)。ですが、食材は少しづつ、春が混じりはじめています。永遠に終わらぬ冬は、ないのです。(ニッコリ)



○太巻き (ズワイガニ缶、卵焼、干瓢煮、切り胡麻、三葉)
○香り茸(平茸、花びら茸、鮑茸)と新若布の吸い物
○登志子さんのかぶらずし♪
○蓮根の柚子味噌漬
○あまおう
○煎茶


切らずに、恵方をむいて食す恵方巻は、西の節分の食。


冬の冷たさに、食材を選んで漬けてくださった、かぶらずしは、冬の大ご馳走です。登志子さん のお心尽くし。蕪のしっとり、とろける鮭の旨さ。糀の豊かな風味。よくぞ、日本人に生まれけり♪…って私はおもいます。

蓮根の柚子味噌漬けは、かつて奈良の禅寺で教わった、冬の楽しみです。
新若布、あまおうは、春の先駆けと思います。
二つの季節を食卓における、幸せな時間です。




香りと食感を活かすために、新若布と茸の吸い物は、あえての鰹節出汁に煎り酒をわずかに、です(笑)。切り胡麻はラストに。


■節分の想い出、太巻きの想い出■
東で育った私です。
春の節分といえば、柊鰯を戸口において鬼避けとし、父が豆撒きをする。我が家は拾ってから、殻を割って食す、落花生でした(ニッコリ)。
年の数のお豆を食せば風邪をひかない。そう言われて食べた後で、お豆と一緒にまかれた、ミカンやキャラメルを嬉しく食べる。そんな習わしが、ちびの頃の私の節分でした(ニッコリ)。

西の風習が全国に拡がった恵方巻。
最初に本音で聞いたのは、20年位前の寿司岩(京都)で、でした。店が総出で、四千程巻くと聞いて、文化を守るって大変だとおもったものでした(微笑)。

私が育ってきた頃も、太巻きはご馳走で、運動会の朝、歓声を挙げる約束でした。お客様の数がわからないほど、沢山の日にも、母はよく巻いていました。そんな日の端っこをもらうのも嬉しかった(笑)。

自分が作ってみると、手間のかかること(笑)、数を巻いてコツがつかめるまでの道程がわかります(微笑)。
有り難い嬉しさがあるから、風習がちがっても、便乗します(笑)。


お心尽くしをいただいて、二つの季節を息災に越えていけると、信じます。
元気出して、いきましょ!(ニッコリ)


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コメント (4)
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