おはようございます。暦の上の三連休の始りです。東京は三月上旬の気温になるとの予報です。いかがなるか?(微笑)
移動中に一月の外ごはん記事を書きます。同じお店でも、支店ごとに様子がかわることを、老舗で体験しました(ニッコリ)。
★ここから、飛び込み記事です★
一月下旬、遠来の朋があり、お江戸のうの字(笑)を共にしようと思いました。朋の気に入りの池ノ端、伊豆栄本店に、と思ったところ、よもやの修繕休店中とのこと。
ちょい足を延ばして、不忍店(しのばず店、不忍池沿いに動物園に近づく)に、むかいました。
雪が舞うような寒空に、工事中の本店の前には、ちゃんと案内の人が立っていました。
「ただいま、不忍店は満席になり、お運びいただいても、お待ちいただくかと。梅川ならば、すぐに」と案内してくれて。
さすが!の心遣いと感じました。
ありがたく聞いてから、当初の気持ち通り、不忍店へ。「本店はお彼岸までには何とか」との話をききました。確かに!
初めての不忍店には、初めての食がありました!
■ハルピン・キャベツ
お手玉歌にでてくる、昔の街の名前を冠したキャベツ。初めての名前です。ドキドキして、注文しました(笑)。
さて、長い前振りになりました。これが出てくる前に、話を戻します(ニッコリ)。
睦月のこととて、日本のあちこちから、目出度い名前のお酒が届いていました。違う2種を注文したら、名札も添えてくれました(微笑)。
■突きだしの昆布佃煮。これは本店と同じ、私の気に入りの味。
■ハルピン・キャベツ
注文前におねえさんに聞いたところ、「満州風の味、いやいや、中国風の味ということで、昔からあるんです」との話でした。
唐辛子か酢漬けか、胡麻油かと妄想して、注文しました(笑)。
おぅ、きれいな緑。シャクシャクの気配…あ、乳酸発酵の香り♪
塩と、唐辛子を少しで漬けて、乳酸発酵を引き出しているのかな? 懐かしく、きれいな味がして、すっかり気に入りました。
これを噛みながら、うの字を待つ気持ちが、楽しくわかりました(笑)。
ハルピン。伊藤博文が暗殺された町。シベリア鉄道に繋がる町。最初にきいたのは、祖母が唄う歌でした。
ちびの頃、祖母が子供だった頃の、お手玉歌を教えてくれました。
いちれつ(1)らんぱん(一列談判)、破裂して。日露(2)戦争はじまった。
さっさと(3)逃げるはロシアの兵、死んでも(4)尽くすはお国の兵。
五万(5)の兵で攻め入って、6人(6)残して皆殺し。
七月(7)八日の戦いで、ハルピン(8)までも攻め入って、クロパトキン(9)の首をとり、東郷(10)元帥万々歳。十でとうとう大勝利。
ちびの頃は、数え唄としか思いませんでした。
今なら、子供にまで、戦争勝利を鼓舞して歌わせた、時の政治の思惑を、恐ろしく思います。(微笑)
日露戦争の講和条約が結ばれたのは、1905年です。110年も前のことが、今日に伝わるのです。
■うざく
胡瓜がみえない……(笑)。
うの字の始りです。(笑)
伊豆栄なら、うざく、うまき、白焼、蒲焼と分ちあうのが、特別のお楽しみ。
支店では盛り付けの様子が少し違うのが面白い。器の合わせが違う、これは先付クラス…。もしかすると、普段は本店とはちがって、コースだけなのかもしれません。
■香の物 盛り合わせ
色とりどりが嬉しい!
梅酢でつけた、辣韮が爽やか。
お酒はやっぱり、伊豆栄の名を冠したいつものお酒が似合います。こちらには四合瓶がないのも、面白い。(笑)
違うもの、変わらぬ味を組み合わせて、楽しむ、もてなしの時間でした。
■伊豆栄・不忍店、上野2丁目11、一月下旬
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