トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ないない!?

2011-10-01 | 感じるままの回り道

Photo_5  時々見かけるケムシ。枯れたネコジャラシのようでもあるし、スピッツを連想させる毛色でもあるケムシだ。

 これに限らず、ブラシの様なケムシは他にもいるが、この色が一番、嫌悪感がない。もちろん毒もないけれど、だからと言って触れる心算も毛頭無いのだ。

 長い毛が何本か飛び出ているが、やはり毒は無くても、その毛頭には毛頭触れる気にはならない。触れたところで頭髪が復活する訳もないし、誰も居ないから「臆病者!」なんていわれる筋合いもない。眺め「ふふん!」でお仕舞い。誓って羨望の眼もなく嫉妬心も湧かない。

 ケムシの毛の密度は多様だが、それも自然の摂理の範囲なのだろう。人間様もその範疇だから、薄くても濃くても達観し「アッ毛等空ン」・・・とはならないか…。

        枯れ葉散る風に残り毛そよぎ散る 

       ケムシさえ豊かで秋を迎えたり    

 


**窓辺の月

2011-10-01 | 感じるままの回り道

  昇る月しぼみ小さくなりゆくに虫の音囃すもっと上がれと

  こうこうと光を浴びて大の字に歩けぬ身でもこれは幸せ

  今宵だけ東も開けて南さえカーテン開けて過ごす中秋

  ひがし窓月が過ぎればみなみ窓カーテン開けてまた腕枕