ラジオより夏の思い出明けぬ空若き日の時歩きし木道
今宵また夜風を背に伏し居れば心は山のビバークの時
あの日から見る人も無き草村の月はこうこう虫の音ちりり
色は空空は色なりあの月も肥えれば細る細れば肥える
実をつけるようになって数年、一度も食べれなかった柿を、会友のM氏がネットを掛けてくれたお陰で今年は食べることが出来た。他の果実もそうだが、カラスやヒヨドリが先に食べ荒らしてしまうのが通例で「私、食べる人」にはなれなかった。
干し柿にする時期はとうに過ぎ、木の上で熟し柿になるのを待つ。今日も一個が食べ頃となったので吸い付いた。皮の辺りは渋味が残っているものの、中はトロトロのゼリー状である。皮を破って吸い付いて頬張るのが一番美味しいと思える食べ方の好みなのだが、食べながら思ったことは「これってカメムシと同じじゃん!」。誰もいない山の中では、カメムシ的行動も許される。