トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

アサギマダラ初見

2011-10-21 | 小父のお隣さん

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 帰宅したら目の前から蝶が飛び立った。直感的に「アサギマダラ」と理解した。この時期に大型の蝶は姿を消したし、吸蜜していた花がフジバカマだったからだ。フジバカマもヒヨドリバナもアサギマダラが好むと言うので一株だけだが植え込んでおいたのだ。住宅地だから訪れてくれるとは毛頭思わなかったが、目の前にいる。

 写真を撮ろうと待っていたけどなかなか舞い降りてこない。フイールドでも飛び方のたおやかさの割には警戒心が強い蝶のようである。花の傍で微動だにしないで顔を蚊に吸われても、ジーッと蜜を吸いに来るのを待ち、ようやく撮影できた。春の頃、一瞬だけ見かけたことがあったが、それ以来で、実質今期の初見と言ってよいだろう。

 フイールドでなく玄関先で初見とは信じがたいが、紛れもなくアサギマダラだ。嬉しさの余り、紛れも泣く?!。


タラのテーマ

2011-10-21 | 蝶の食草園

Photo_8  映画「風と共に去りぬ」のテーマ曲は「タラのテーマ」だったか「ララのテーマ」だったか?なかなか好きな曲だったが、それはともかく、ここは「タラノキ」がテーマだ。

 食草園の一角に植えたタラノキが花をつけた。頭頂花のように先端に開花するから近くでは見る事の出来ない花である。この春、新芽を数本切り盗られ、仕方がないから「繁殖母樹」の札と、一帯は「環境学習区」として整備中で、採集は控えて欲しい旨の立て看板を立てたのだ。

 功を奏したのか、初めての開花を見た。隣地の棚田跡に登って花の様子を眺めると、小さな昆虫が群れている。蝶はアオスジアゲハのみだったが、飛び立つことも無く花の中に埋もれたままだった。しばらく待っていたのだが移動する気配も無く、撮影できなかった。

 タラノキは山菜として見ているのではなく、花粉や蜜の提供樹として備えて来たのだが、来訪者は「山菜」としか見ていない。至近にも「繁殖養母樹」の札をつけた1本があるが、この近辺で、タラの花を見れるのはこの2本だけだ。数年前から開花結実している1本があったお陰で、この樹も移植できたし、周囲にも幼樹の芽生えが見られるようになった。

 ただ、殆どが3~4年生の頃までに新芽を削がれて枯れ死する。自然状態で開花まで生存できるのは、ほとんど不可能な時代になってしまった。


耐久性なし

2011-10-21 | 今日は真面目に

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 今日は穏やかな晴天になった。先日の台風で倒れた竹の処理をやって、ようやく九分通りまで進んだ。ところがである。患足の踵付近がピリピリしてきた。万歩計を見ると、まだ二千歩に到達していない。急斜面ではない、なだらかな傾斜地の作業でもアキレス腱には負担だったようだ。

 急いで処理をする理由も無いから切り上げてしまったのだが、それでもボサボサの草薮の上に散乱した枯れ竹をあらかた片付けたので見た目はすっきりとなった。草薮を形成している植物の大半はヤブマオで、長さ2m以上にも伸びた茎が株立ちとなり、その下は裸地のままである。

 これを造林鎌で生え際から刈り取って、上に載っている竹を処理していくのであるが、斜面の下から攻めなければならないから、竹の枝先が危ないことこの上ない。顔面を保護する防護面を装着しないとやってられない。