トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**施死有無の大地

2011-10-29 | 大震災

 この農地セシウムいかん農夫言う今は在りとて子孫は無しに

 セシウムの高き土壌と言われても田畑なれば捨て作りする

 建前の解除いかほど役に立つ除染手付かずインフラも無し

 縦横に猪道走る薮田なり猪は餌とる施死有無の土地

 島の国逃げる場所などあらざりき丸き地球も逃げれば戻る


水面を開ける

2011-10-29 | 今日は真面目に

Photo_2Photo_3

 蔽いつくされて水面が見えなくなっている泥水地の1,2番の除草をした。草を引き上げるとヤゴなども一緒だった。体長6cmほどのヤゴもいて、明らかにオニヤンマ類のヤゴだ。見えるものは水に戻したが、埋もれて水に戻れないヤゴも多かったのではないか。水生生物にとっては、まさしく天変地異であったろう。

 蛍の幼虫は確認できなかったが、カワニナが日光も当たらない日陰の水底で、かなりの密度で生存していた。これは嬉しい。ただ、草を抜き曳く作業は思いのほか大変だった。受傷前ならどうて事なかった作業強度でも、今は負担に感じる。

 それでも二枚の泥水地に水の移動が復活したし、メダカも結構増えていて、弱い流路だけど「メダカの学校」が出現した。トンボ池より採集し易いから、おっつけ掬い取られて全滅かも…。

 まあ、所詮は「自己満足」の活動だけど、「後は野となれ山となれ」と言う訳にもいかんし・・・。