兄が送ってくれたUSBメモリの中に 「ビロードハマキ」の写真があった。見たという話はしていたが、こういう部類は言葉だけでの説明で理解するのは難しい。その後、インターネットで写真は見ていたけれど、画像ファイルを手中にすると比較が簡単に出来て面白い。
ビロードハマキの実物はお目にかかった事はないが、それに匹敵する派手派手な昆虫なら二種類遭遇している。「ハンミョウ」と「アオタテハモドキ」である。どちらも一回こっきりの出会いだ。「アオタテハモドキ」は南方産だが、資料によると当地や三重に時々出現するらしい。
弱肉強食、食うか喰われるかの世界に身を置いて、こんなにも目立つ格好で野山を闊歩しているとは見上げた者だが、棚田でない永田に闊歩する昏仲は「目立たないように」を戦略にしていると聞く。なんともはや情けなく、仕事をする生き様ではない。全員、気付けにハンミョウのガスでも嗅がせたい。