棚田と泥水地から収穫した玄米を精米したので、1カップだけ炊いて試食した。10月の定例会で炊飯・試食の段取りだったのだが、週末の空模様が心もとないし、「味はどうだか?」と気にしながら数日を送るより、食べてしまったほうが心安らぐ。安めぐみだって結婚するではないか…。「安らぐ」のも「めぐみ」の内だ。
炊飯の後半は、良い香りが二階まで到達し期待は高かったのだけれど、結果は「普通」だった。仕方がない、郷里の魚沼こしひかりと比較では勝ち目がある訳が無いのだ。
1カップだけと言う量も食味を落とす要因だったろうけど、美味しく食べる術はあった。兄が送ってくれた「シソの実」を佃煮にしておいたのをまぶし、フキ味噌で食べたのである。香の物は、塩糀で漬けてあったラッキョウである。おやつの時間での試食だったから、御飯オンリーになってしまったが、新米用の「故里バージョン」のお惣菜は冷蔵庫の中で熟成中なのだ。
それは「えご海苔の味噌漬け」と金糸瓜の三杯酢である。夕食には食べれるだろう。「紫蘇の実」は味噌漬けで食したいのだが、漬け込む味噌桶が無い。袋に入れて味噌で包んだ味噌漬けでは美味しさがない。残念である。