岩まくら深海の岩根とどまるも身は慣れぬまま水の冷たさ
手枕の野辺の草葉の霜枯れに身はならはしの風のさむけさ 兼好
汝や知る浜の野辺吹く夕風の止まるをみても落ちる涙を
汝や知る都は野辺の夕ひばりあがるを見ても落ちる涙は 応仁記
人住まぬ破風の崩れ家板ひさし荒れにし今は潮騒の打つ
人住まぬ不破の関屋の板廂荒れにしのちはただ秋の風 藤原良径
岩まくら深海の岩根とどまるも身は慣れぬまま水の冷たさ
手枕の野辺の草葉の霜枯れに身はならはしの風のさむけさ 兼好
汝や知る浜の野辺吹く夕風の止まるをみても落ちる涙を
汝や知る都は野辺の夕ひばりあがるを見ても落ちる涙は 応仁記
人住まぬ破風の崩れ家板ひさし荒れにし今は潮騒の打つ
人住まぬ不破の関屋の板廂荒れにしのちはただ秋の風 藤原良径
とりあえず片付けられる範囲は終了したので、「エンジンが動かない」と点検を依頼されていた刈り払い機の整備をすることにした。
古い機器だからエアーフイルターを開けて見るとオイルでしっとりとしているが詰まってはいない。燃料を入れてスタートを試みたが点火もしない様子だ。「ハハン!」と思って排気口をみたらしっかりと塞がれている。これではシリンダーに生ガスすら入っていかない。
不使用期間が長いと、マフラーを育児室として使う蜂の仲間がいるのだ。自宅のカーポートにぶら下げてある刈り払い機では、ほぼ毎年シ-ズン前には塞がれていた。これが判るまでには不具合の理解に時間を要したものだ。今では使用後は小枝を差し込んでおく。
塞いでいた泥を取り除いたら始動できた。杖が無くてもソロリソロリと前進できるから、自分の試運転で上り下りする斜面を刈り払った。窪みや出っ張りに左足がいくと「ヒヤッ!」とする時もあったが、とりあえずは「上出来」と言うより「ようやくここまで!」と言う、自己満足感の試運転だった。